
さまざまな物語や演出で私たちを楽しませてくれる東京ディズニーシー。
バックグラウンドストーリーが隠されているのは、アトラクションだけではありません。
今回ご紹介するのは、東京ディズニーシーの玄関口であるメディテレーニアンハーバーにあるお土産ショップ、ガッレリーア・ディズニーです。
ダッフィー&フレンズグッズを取り扱っているお店なのですが、実は店内には美術をモチーフにした装飾がたくさん施されていることをご存知ですか?
いうならば、東京ディズニーシーの美術館!
今回はそんなガッレリーア・ディズニーの魅力と豆知識をご紹介していきます。
ガッレリーア・ディズニーは東京ディズニーシーの玄関口であるメディテレーニアンハーバーにあるお土産ショップです。

東京ディズニーシー・ホテルミラコスタ下の通路に位置しており、いつも多くのゲストで賑わっています。
ダッフィー&フレンズのグッズを取り扱うショップとしても有名ですね。
「ガッレリーア・ディズニー」のガッレリーアは、イタリア語で美術館という意味です。
つまり、こちらはディズニーの美術館ということになります。

店内やお店のショーウィンドウには、名作をオマージュした作品の数々が飾られています。
グッズに目を奪われてしまいがちですが、店内の装飾にも目を向けてみるとより一層楽しめますよ。
それでは、ガッレリーア・ディズニーで見ることができる作品をご紹介していきます。
なお飾られている作品は変わることがあるので、時期によっては見られない場合があります。
また、今回ご紹介できていないものもあります。
まずはこちらのドナルドダックとデイジーダックたちが描かれたこちらの絵を見ていきましょう。

こちらの絵は、よくよく見てみると小さな点の集まりで描かれています。
元の作品はこちらです。
作品名:グランド・ジャット島の日曜日の午後(1884-1886年)
作者:ジョルジュ・スーラ
とてもよく似ていますね。
スーラは点描絵画の道を切り開いた第一人者。
小さな点が重なって見えることで、複雑な色彩が表れます。
つづいてはこちらのグーフィーの自画像を見ていきましょう。

右手にパレットと筆をもち、キャンバスに向かっています。
元作品はこちらです。
出典:自画像(ゴッホ)
作品名:画家としての自画像(1887-1888年)
作者:フィンセント・ファン・ゴッホ
構図や持っているものまで、そっくりですね。
ゴッホはほかにも、約40点もの自画像を残しています。
ガッレリーア・ディズニーのショーウィンドウにも、一風変わった自画像が飾られています。
つづいてはこちらの作品です。

『ファンタジア』に登場するダチョウのバレリーナたちが描かれています。
元作品はこちらです。
作品名:マドモアゼル・エグランティーヌ一座(1896年)
作者:アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレック
躍動感が溢れる雰囲気がそっくりです。
ポスター作品で名高いロートレック。
こちらは、パリの老舗ギャバレー:ムーラン・ルージュで活躍した踊り子たちを描いたロンドン公演用ポスターです。
こちらはチップとデールをモチーフにした作品です。

こちらは元の作品が断定できなかったのですが、以下の共通点からピカソである可能性が高いと思います。
これらはピカソが活躍した時代に多く見られたキュビスムの特徴とも合致しています。
チップとデールが分割されており、独特の構図が印象的な作品ですね。
こちらの特徴的なミッキーの作品を見ていきましょう。

絵の具を垂らして描く技法ドリッピングを用いた作品です。
元の作品はこちらです。
作品名:ナンバー1(1948年)
作者:ジャクソン・ポロック
代表的なのはこちらのナンバー1。
走るような絵の具の動きがそっくりですね。
ガッレリーア・ディズニーの作品では、絵の具の色がミッキーカラーになってるのがポイントです。
ポロックはドリッピングによって作品作りの行為を表現するアクション・ペインティングを始めました。
抽象絵画の代表する画家の一人です。
こちらは4分割した面にそれぞれプルートが描かれています。

よく見ると線描とカラーリングが微妙にずれています。
おそらく、こちらのシリーズをオマージュしたものです。
作品名:マリリン(1960年代)
作者:アンディ・ウォーホル
シンプルな彩色には共通点がありますが、原色を用いた大胆なカラーリングという点ではオリジナルならではの特徴が見られます。
マリリンシリーズは世界的に有名なシルクスクリーンを用いた作品です。
誰もが一度は見たことがあるであろう、超有名作品ですね。
店内には、このような大きなオブジェもあります。

存在感のあるこちらのオブジェにも、元となった作品があります。
モチーフになったのは、こちらでしょう。
出典:Love_(彫刻)
作品名:LOVE(1970年代〜)
作者:ロバート・インディアナ
文字を模った赤いオブジェで有名なロバート・インディアナ。
新宿アイランドにあるLOVEオブジェを実際に見たことがある方も多いかもしれませんね。
文字→キャラクターという改変はあるものの、真っ赤な色と線だけで構成されたポップな構成という点が共通しています。
1970年代頃はインディアナのようなポップアートを用いた公共彫刻が流行りました。
こちらのミッキーのオブジェは、そうした様式全体からインスピレーションを受けているのかもしれません。
美術作品を見られるのは、店内だけではありません。
店外のショーウィンドウにも、見どころがあります。

こちらには大きな壺があります。
元になったのは、古代ギリシャ時代に作られていた壺「アンフォラ」です。
出典:古代ギリシアの陶芸
最盛期は紀元前9世紀~8世紀頃。
店内に飾られていたものはどれも近代美術をオマージュした作品でしたが、こちらははるか大昔の時代の美術を題材にしています。
壺によって描かれているキャラクターが違うので、ぜひいろんなキャラクターを探してみては?
おわりに、こちらのショーウィンドウをご紹介します。

こちらには、ゴッホの作品をモチーフにしたさまざまなものが置かれています。
背景の窓に描かれている風景は、『糸杉のある麦畑』です。

さらには、ミッキーのイヤーハットを被ったお茶目なゴッホの自画像も。

ほかにもオマージュした作品があったり、隠れミッキーが複数隠されていたり、見どころがたくさん詰まっています。
ぜひ現地でチェックしてみてくださいね。
東京ディズニーシーのお土産ショップガッレリーア・ディズニーに飾られた名画のご紹介でした。
私は美術検定に合格したこともあるくらい、美術が好きです。
そんな美術好きの私からしたら、ガッレリーア・ディズニーは名画のオマージュを一度に見ることができる特別な美術館でした。
ディズニーにいながら美術館巡りもできるなんて、とても素敵だと思いませんか?
みなさんも東京ディズニーシーに訪れた際は、お買い物ついでに美術鑑賞もしてみてはいかがでしょうか。
それでは、よい冒険を!