こんにちは。
ディズニー大好き雨女のほのぷーです。
皆さんは、東京ディズニーランドのアトラクションで何が一番好きですか?
ディズニーはアトラクションの舞台背景やバックグラウンドストーリーが細かく作り込まれているので、そんな裏話を知るのも楽しみ方のひとつです。
今回は中でもホーンテッドマンションの出口にある墓標に隠された豆知識についてご紹介していきます。
トリビアを知ることで、アトラクションが今まで以上に楽しめるはず。
どうぞ最後までお付き合いくださいませ。
※本記事には少々過激な内容が含まれます。閲覧は自己責任でお願い致します。
ホーンテッドマンションとは
ホーンテッドマンションは東京ディズニーランドのファンタジーランドにあるアトラクションで、お化け屋敷を舞台にしたホラーアトラクションです。
ホーンテッドマンションに住む999人の亡霊が1000人目の仲間を迎え入れようと、ゲストを驚かせたり怖がらせたりしてきます。
1000人目の仲間にされないように注意しながら進みましょう…。
ホーンテッドマンションはアトラクションを元に映画化もされています。
こちらもあわせてどうぞ。
↓東京ディズニーリゾート公式の紹介映像はこちら↓
ホーンテッドマンションのストーリー
ホーンテッドマンションはバックグラウンドストーリーがとても長いため、こちらの記事で詳しくご紹介しています。
こちらを先にご覧いただくことをおすすめします!
ホーンテッドマンションの概要
ホーンテッドマンションの基本情報はこちら。
所要時間:約15分(プレショー含む)
定員:1台3名まで
利用制限:身長制限なし
ファストパス:あり
シングルライダー:なし
ライドショット:なし
ふたつの部屋でプレショーを見た後、ドゥームバギーと呼ばれる真っ黒なライドに乗って屋敷の中を見て回ります。
身長制限はないので小さなお子様も乗車することができますが、先でご紹介した通りホラー要素の詰まったアトラクションです。
お子様のお好みに合わせて判断してみてくださいね。
ファストパス対象の他のアトラクションに比べると比較的短い待ち時間で乗れて、なおかつライド時間も長く充実感があるのが嬉しいポイント。
屋内なので真夏や真冬、雨の日も安心です。
ホーンテッドマンションの豆知識
アトラクションの入口にある待ち時間を表示する看板をご存知でしょうか。
通常は5分、10分、15分といったように5分刻みで表示されます。
ですが、 ホーンテッドマンションの待ち時間は稀に「13分待ち」と表示されることがあります。
13という不吉な数字を用いることで、アトラクションの不気味さを演出しているのです。
他にもプレショーを行う部屋の肖像画が13段階の変化を経て白骨化したり、アトラクション内にある振り子時計は文字盤の12時のところが13時になっていたり、様々なところで13という数字が使われています。
また、パークで働くキャストさんはいつもキラキラした笑顔を見せてくれますが、ホーンテッドマンションマンションのキャストさんは一切笑わず、不気味な雰囲気を醸しています。
ホーンテッドマンションの独特な雰囲気は洋館の雰囲気やBGMだけでなく、そういった細やかな演出があるからこそなのかもしれませんね。
アトラクション墓標に隠された秘密とは?
ホーンテッドマンションの敷地内にはたくさんの墓標や墓碑があります。
今回は中でもアトラクション出口にある3つの墓標について考察していきます。
RESTLESS SPIRITS=成仏できない魂
アトラクションを出てすぐのところに、たくさんの名前が刻まれた大きな墓標がふたつあります。
墓標の上にはRESTLESS SPIRITS=成仏できない魂と書いてあります。
一体どういうことなのでしょうか。
実はこちらの名前には、それぞれ面白い意味合いが隠されています。
ひとつずつ解読してみましょう!
Ray N Carnation
Reincarnation
再生 / 生まれ変わり
人名のように書かれていますが、つなげて読むとこのように意味を持つ言葉になります。
言葉遊びの一種ですね。
I.M. Mortal
Immortal
不死身
こちらもつなげて読むことで意味がわかります。
お墓に不死身とは…どういうことなのでしょうかね。
Rustin Peese
発音は「ラスティン ピース」です。
似ている発音で有名な言葉がありますね。
Rest in Peace(レスト イン ピース)
=安らかに眠れ
海外の墓碑でよく見る「R.I.P.」のことです。
ホーンテッドマンション敷地内の墓碑にもありますので、探してみてくださいね。
Asher T. Ashes
中央の「T」を「to」に変換します。
Ashes to ashes
灰は灰に
この言い回しは、旧約聖書創世記第3章19節が元となっています。
earth to earth, ashes to ashes, dust to dust
=土は土に、灰は灰に、塵は塵に
出典:創世記第3章19節
こちらは有名なフレーズで、キリスト教のお葬式で用いられる祈祷の一節でもあるそうです。
PEARL E. GATES
こちらも発音から似ている言葉に変換します。
Pearly Gates
天国の扉
直訳すると真珠の門という意味になりますが、新約聖書ヨハネ黙示録より天国の入口の門は大きな真珠でできているという教えから、欧米では天国の扉という意味で使われている言葉だそうです。
G. I. MISYOU
Gee, I miss you
あなたがいなくて寂しい
「Gee」は間投詞であり、驚いたり興奮したりした様子を表す言葉です。
寂しいと言いながらそのような表現をするとは…少し謎が残りますね。
I. L. Beback
I'll be back
また戻ってくる
ターミネーターでお馴染みのセリフです。
お墓から戻ってこられたら…困ります(笑)
M. T. Tomb
こちらも発音から変換シリーズです。
Empty tomb
空っぽの墓
ホーンテッドマンションに住み着く愉快なゴーストなので、遺体が自分で出ていってしまったのかもしれません。
Sue Pernatural
Supernatural
超常現象 / 不可思議な
こちらはつなげて読むだけのシンプルな言葉遊びです。
『スーパーナチュラル』というアメリカの人気ドラマもあります。
イケメンな兄弟が悪魔と戦うホラーサスペンスストーリーだそうです。
I. Trudy Departed
I truly departed
私は本当に旅立ってしまった
旅立った=死んだ ということでしょう。
墓標にわざわざメッセージを書かなくても分かります(笑)
ちゃんと成仏していただきたいですね…。
U. R. Gone
You are gone
あなたは逝ってしまった
「gone」は行ったという意味ですが、この場合は亡くなったということでしょう。
「あなた」とは一体、誰のことを差しているのでしょうか…。
Lev. Itation
Levitation
空中浮遊
ホーンテッドマンションのアトラクション内でもふわふわと浮いているものがありますよね。
例えば水晶玉のマダム・レオタの場面ではハープやトランペットなどの楽器が浮いています。
C. U. Later
See you later
またあとで
お墓の中から言われても嬉しくない言葉です…。
HARRY AFTER
Hurry after
急いでついてきて
あの世に着いてきてということでしょうか。
あの世へのお誘いはご遠慮したいところです。
HOBB GOBBLIN
こちらはそのままホブ・ゴブリンです。
ゴブリンは邪悪な小鬼として、ファンタジーではお馴染みのキャラクターですね。
Paul Tergyst
Poltergeist
ポルターガイスト
こちらも有名な言葉ですね。
物がひとりでに動き出す心霊現象を表した言葉です。
Clare Voince
clairvoyance
透視
あの世から一体何を透視しているのでしょうか…。
Dustin T. Dust
こちらは先にご紹介した「Ashes T. Ashes」と同様です。
中央の「T」を「to」に変換します。
Dust to dust
塵は塵に
「土は土に、灰は灰に、塵は塵に」から由来しています。
THEO LATER
See you later
またあとで
先にご紹介した「C. U. Later」と同じ意味です。
Hal Lusinashu
Hallucination
幻 / 妄想
ホーンテッドマンションでの出来事は幻?それとも現実?
そんな風に問われているようにも感じます。
いかがでしょうか。
全てに意味があるとは驚きですね。
BLUEBEARD=青ひげ
続いてRESTLESS SPIRITSの右隣にあるこちらの墓標について考察していきます。
上部に書いてあるBLUEBEARDは青ひげという意味です。
『青ひげ』は元々シャルル・ペロー作の童話であり、残酷で悲しい物語で有名です。
こちらの墓標もシャルル・ペローの『青ひげ』をモチーフに作られています。
墓標に書いてある内容とは
墓標の内容を解読してみましょう。
1440
BLUEBEARD
=没年1440年 青ひげ
Here Lveth his Loving Wives
=ここに彼の妻たちが眠る
PENELOPE DIED 1434
ABIGAIL 1435
ANASTASIA 1436
PRVDENCE 1437
PHOEBE 1438
EVGENIA 1439
LVCRETIA
=ペネロペ 没年1434年
アビゲイル 没年1435年
アナスターシャ 没年1436年
プルーデンス 没年1437年
フェーベ 没年1438年
ユージニア 没年1439年
ルクレチア
SEVEN WINSOME WIVES
SOME FAT SOME THIN
SIX OF THEM WERE FAITHFUL
BUT THE SEVENTH DID HIM IN
=七人の彼の妻たち
彼女らの中には太った人も痩せた人もいた
六人は彼に忠実であったが
七人目の妻が彼を殺害した
※名前の読み方自信ないです…!
どういうことなのでしょうか?
青ひげのストーリーをご紹介していきます。
青ひげのストーリー
むかしむかし、大きなお屋敷にある金持ちの男が住んでいました。
青い髭を生やし怖い顔していたので、彼は「青ひげ」と呼ばれ周囲の人々から恐れられていました。
そんな青ひげには奇妙な噂がありました。
青ひげはこれまで6度も結婚していながら、その妻たちはことごとく行方不明になってしまっていたのです。
ある日、青ひげは近所に住む美しい娘と結婚したいと思いました。
青ひげは娘や兄弟たち、親や友達など大勢の人をお屋敷に呼んでごちそうを振る舞いもてなし、終始ニコニコと愛想良く振る舞いました。
始めは警戒していた娘家族でしたが、青ひげの優しい顔を見て娘が彼と結婚してもいいと言います。
青ひげは大喜びをし、すぐさま結婚式を挙げました。
そして青ひげと娘はお屋敷で一緒に暮らし始めます。
そんなある日、青ひげは旅行に出掛けることになりました。
青ひげはたくさんの鍵が付いた鍵束を渡しながら言いました。
「私が留守の間、どこの部屋に入ってもいい。
退屈なら屋敷に友達を呼ぶのもいいだろう。
ただし、この小さな鍵の部屋だけは、決して入ってはいけないよ」
娘は青ひげの言いつけ通りに過ごしますが、ある日好奇心の誘惑に負け、小さな鍵の部屋を開けてしまいます。
そこにはなんと、彼の先妻たちの死体がゴロゴロと転がっていたのです。
驚いた娘は小さな鍵を血溜まりに落としてしまいました。
するとそこへ青ひげが帰ってきました。
預けていた鍵束を見て全てを悟った青ひげは、娘を殺害しようとします。
しかし娘はこの日訪問の約束をしていた兄たちをアテにし、最後の祈りの時間と称して時間を引き延ばします。
娘が祈る中、青ひげが刀で首を切り落とそうとしたその瞬間、兄たちが訪ねてきました。
兄たちによって青ひげは倒され、間一髪娘は命拾いをしました。
青ひげには親戚がいなかったため、彼の財産はすべて娘が手にすることとなり、彼女はそれから幸せに暮らしました。
墓標の考察
「青ひげ」のストーリー、いかがでしたでしょうか。
中々おぞましい内容です…。
ホーンテッドマンションの墓標はこのストーリーに沿って作られています。
ストーリーを知った後に墓標を見てみると、七人目のルクレチアの欄だけ没年が刻まれていないことに合致が行きます。
先妻たちの法則でいけば、七人目の妻は1440年に殺される予定だったのでしょう…。
まとめ
ホーンテッドマンションの墓標にまつわる豆知識のご紹介でした。
細部までこだわりが感じられるところがディズニーらしいですよね。
ホーンテッドマンションにお立ち寄りの際はぜひ出口の墓標にも目を向けてみてください!
それでは、行ってらっしゃい。
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