東京ディズニーシーには7つのテーマポートがあり、それぞれテーマにしている年代や題材が異なります。
雰囲気やBGMの違いを感じながら散策するのも楽しみ方のひとつですよね。
中でもマーメイドラグーンは、ディズニー映画『リトル・マーメイド』のその後をイメージしたテーマポートです。
特にカラフルで煌びやかなお城キング・トリトン・キャッスルの中にある海底エリアでは、ぶくぶくという泡の音を聞きながらリトル・マーメイドの世界観に没入することができます。
リトル・マーメイドファンにはたまらない空間です。
今回はそんなキング・トリトン・キャッスルの中にある3つのお土産ショップ「スリーピーホエール・ショップ」「マーメイドトレジャー」「キス・デ・ガール・ファッション」のバックグラウンドストーリーと豆知識をご紹介していきます。
ストーリーを知れば今までとはちょっと違う視点でお買い物が楽しめるかも?
マーメイドラグーンの3つのショップ
東京ディズニーシーにあるテーマポートのひとつ、マーメイドラグーン。
ディズニー映画『リトル・マーメイド』のその後の世界を舞台にしたテーマポートで、カラフルで可愛らしい雰囲気が特徴です。
アリエルとエリックが結婚した後、陸と海の生き物たちが隔てなく仲良くなれるようにとアリエルの父トリトン王がこの場所を作りました。
マーメイドラグーンは陸を舞台にしたアバブ・ザ・シーと海底を舞台にしたアンダー・ザ・シーの2つのエリアに分けることができます。
アンダー・ザ・シーは大きなお城キング・トリトン・キャッスルの中にある屋内エリアを指します。
今回はアンダー・ザ・シーにある3つのショップ「スリーピーホエール・ショップ」「マーメイドトレジャー」「キス・デ・ガール・ファッション」にまつわるお話をまとめてご紹介していきます。
これらは別のお店ですが、店内でつながっており自由に行き来することが可能です。
何気なく行き来している方が多いですが、よく観察してみると内装や雰囲気の違いに気付けるかも?
▷▷マーメイドラグーンのBGSはこちらでご紹介しています。
スリーピーホエール・ショップについて
まずは3店舗の中で最も奥側(セバスチャンのカリプソキッチン側)にあるスリーピーホエール・ショップについてご紹介していきます。
スリーピーホエール・ショップでは『リトル・マーメイド』グッズやお菓子、イベントグッズなどを販売しています。
かつては切り絵やカリカチュアで似顔絵を制作してくれる実演販売も行っていたのですが、2022年9月現在休止中です。
バックグラウンドストーリー
トリトン王がキング・トリトン・キャッスルを海面まで引き上げると、お城には陸の仲間がたくさん遊びに来るようになりました。
のんびり屋で心優しいクジラの女の子も、自分にしかできない方法で陸の仲間たちを歓迎したいと思いました。
そこで彼女が思いついたのは、昼寝中に自分のお腹を解放してお店を開くこと!
彼女は海で飲み込んできた木箱や船、いかだなどを使いお店をオープンしました。
スリーピーホエール・ショップの豆知識
スリーピーホエール・ショップはクジラのお腹が舞台になっていたのです。
彼女の発想力は並大抵ではありませんね。
ここからは、お店にまつわるちょっとした豆知識をご紹介していきます。
クジラのお腹ならではの内装
店内で目を引くのは天井に広がる大きな肋骨。
写真に収まらないほどダイナミックで迫力があります。
さらに店内の床はふわふわしていますが、これもクジラのお腹を再現するための細やかな演出です。
他にもお店の入り口付近は床の色が青(海)とピンク(口)になっていたり、非常灯はお腹に刺さった木の破片になっていたり、クジラのお腹ならではのポイントが隠されています。
飲み込んだもの
店内では、海で飲み込んだ様々なものを見ることができます。
ランプや樽、舵やガラスボトルなどたくさんのものが並べられていますね。
船の模型や繊細なデザインのお皿など、高級そうなものもあります。
中にはこのようなものも。
Melodyと書かれたボートです。
メロディは『リトル・マーメイド-II-Return-Sea』に登場するキャラクターで、アリエルとエリックの娘です。
店内には他にもヴァネッサ(vanessa)、カーロッタ(carlotta)と書かれたボートがありますので、ぜひ探してみてくださいね。
起こさないように気をつけよう
ストーリーでもご紹介した通り、クジラの女の子は現在昼寝中。
お店入り口の近くには、「シー!」と起こさないように注意喚起している魚がいます。
「SHHHHH!」という看板も後から増設したようですね。
クジラの女の子はたまに目を開けるので、気になる方はクジラの目にも注目してみてくださいね。
そしてくれぐれも、起こさないように!
マーメイドトレジャーについて
スリーピーホエール・ショップの隣にあるのはマーメイドトレジャーです。
アクセサリーや文房具、おもちゃなど他ジャンルの商品を取り扱っています。
カプセルトイも販売しています。
バックグラウンドストーリー
ここはアリエルと6人の姉たちのドレッシングルームを改造して作ったお店。
珊瑚でできたドレッサーをはじめ、店内には可愛らしい小物やキラキラ輝くアクセサリーなど女の子たちが大好きなものがいっぱい並んでいます。
マーメイドトレジャーの豆知識
可愛らしい小物がたくさんあるマーメイドトレジャー。
可愛いものを探している方にピッタリなお店です。
ここからは、マーメイドトレジャーにまつわる豆知識をご紹介していきます。
海面近くに位置している
店内は海の中をイメージしているため、全体的にやや薄暗くなっています。
しかし、天井だけは明るくなっています。
これは珊瑚礁の合間から差し込む太陽の光を表現しているのです。
天井を見ているとゆらゆらと水面が揺れていたり、外光によって色が変わったりする様子が見られます。
このことから、マーメイドトレジャーは比較的海面に近い場所に位置していることがわかります。
珊瑚でできたドレッサー
お店の中央にあるのはアリエルと姉たちの愛用するドレッサー。
鏡は三ヶ所あり、床には椅子のようなデザインがほどこされています。
アリエルは7人姉妹の末っ子なのですが、ドレッサーには6人の姉の姿が描かれています。
左が長女アティーナ、右が後五女アリスタ。
左が次女アラーナ、右が四女アクアータ。
左がアデーラ、右が六女アンドリーナです。
皆おしゃれをし、楽しそうな表情をしていますね。
アリエルのワードローブ
店内にはカプセルトイ販売機があります。
こちらはアリエルのワードローブという名前で、その名の通りアリエルのワードローブをイメージしたカプセルトイになっています。
お金を投入してドアノブを回すとカプセルが出てくる仕様です。
ワードローブに飾ってある小物もとても可愛いので、カプセルトイを購入する際はぜひアリエルお気に入りの小物にも注目してみてくださいね。
キス・デ・ガール・ファッションについて
最後にご紹介するのはマーメイドトレジャーに隣接し、最も出口側に近いキス・デ・ガール・ファッションです。
ベビー・キッズ用品やアパレル用品を中心に販売しています。
バックグラウンドストーリー
ここは映画内でアリエルとエリック王子がキスをしようとした入り江。
そんなロマンティックな思い出が詰まったこの場所では、セバスチャンたちも優しく見守っています。
キス・デ・ガール・ファッションの豆知識
キス・デ・ガール・ファッションは3つの店舗の中でも特に映画とのつながりを感じられるお店です。
映画ファンは見逃せません。
名前の由来
店名は『リトル・マーメイド』劇中歌の「キス・ザ・ガール」に由来して名付けられました。
キス・ザ・ガールではなくキス・デ・ガールとなっているのは、セバスチャンのカリビアン訛りがそのまま店名になったためです。
あのシーンが蘇る店内装飾
レジの壁にはアリエルとエリック王子の大きな絵があります。
セバスチャンやスカットルたちも優しく見守っていますね。
さらに店内にはフランダーと魚たちがくるくる回りながら噴水を作っています。
こちらも映画の通り。
まるであのワンシーンの中に飛び込んでしまったかのような体験をすることができます。
他にもホタルブクロの周りを飛ぶホタルが照明を照らしていたり、海の仲間たちがロマンティックな雰囲気を作ろうと役割分担している様子を描いた絵が飾ってあったり、可愛らしいプロップスがたくさんあります。
訪れた際はそういった小物や展示物にも注目してみてくださいね。
最も水面に近い場所にある
先ほどマーメイドトレジャーは海面に近い場所にあると述べましたが、キス・デ・ガール・ファッションはそれよりもさらに海面に近い場所に位置しています。
というのも、キス・デ・ガール・ファッションを出るとすぐ目の前が陸地になっています。
ここはまさに陸と海が共存する場所。
アリエルとエリック王子が架け橋となり誕生した、陸と海の生き物が共存する世界なのです。
まとめ
マーメイドラグーンのアンダー・ザ・シーにある3つのショップ「スリーピーホエール・ショップ」「マーメイドトレジャー」「キス・デ・ガール・ファッション」のご紹介でした。
それぞれ異なる個性豊かな雰囲気をお楽しみいただけましたでしょうか。
どのお店もリトル・マーメイドの世界観を忠実に再現しており、まるで海の中を旅するような気分でショッピングを楽しむことができます。
マーメイドラグーンに訪れた際はぜひグッズのみならず、ショップのストーリーやプロップスにも目を向けてみては?
それでは、良い冒険を!
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