こんにちは。
ディズニー大好き雨女のほのぷーです。
東京ディズニーシーで一番リッチなレストランとして有名なマゼランズ。
誕生日や記念日など、特別な日に利用したいという方も多いはず。
マゼランズは基本的にコース料理のみで、お値段もランチで6,000円~とパークの中で最高級です。
店内に足を一歩踏み入れれば、パークの喧騒を忘れる厳かでゴージャスな雰囲気が広がります。
そんなマゼランズで気になるのは、食事の際のテーブルマナーではないでしょうか。
パークの中とはいえ、コース料理を提供するレストラン。
高級フレンチほど気張る必要はありませんが、気持ちよくお食事を楽しむためには基本的なテーブルマナーが必須です。
そこで今回は、基本的なテーブルマナーやマゼランズでのお食事の仕方などをまとめてご紹介していきます。
マゼランズならではの仕様や着席からお会計の流れなどもご紹介していきますので、ぜひインパの前に見返してチェックしてみてくださいね。
マゼランズについて
マゼランズは東京ディズニーシーのメディテレーニアンハーバーにあるレストランです。
タイプ:テーブルサービス
座席数:約200席
PS:対象
主なメニュー:肉料理・魚料理など
アルコール:有
メニューは基本的にコース料理のみ。
ランチで6,000円〜とお値段は高めで、限定コースなど10,000円を超えるものもあります。
アルコールも提供しており、特にワインは1,300円といったお手頃価格のものから数万円のボトルまで幅広く展開されています。
また、マゼランズはコース料理のため一通り食事をするのに1時間半から2時間ほどかかります。
時間には余裕を持って来店しましょう。
お酒を嗜みながらゆっくりお食事を楽しみたいという方にとってもおすすめなレストランですよ。
※価格はすべて2022年9月現在のものになります。
マゼランズは「世界の料理」を提供するレストラン
コース料理にはフレンチコースやイタリアンコースなどがありますが、マゼランズはどちらにも属さず、世界の料理を提供するレストランというコンセプトがあります。
マゼランズという店名は、初めて世界一周を成し遂げたフェルディナンド・マゼランにちなんで名付けられました。
マゼランズでは彼に敬意を表し、彼が旅した世界の料理を提供しているのです。
マゼランズがあるのは大きな要塞フォートレス・エクスプロレーション。
この場所はかつて、冒険家や探検家たちが集う学会S.E.A.の活動拠点として使われていたというストーリーがあります。
正式名称はSociety of Explorers and Adventures。
冒険家や探検家、科学者などが集まる学会であり、かの有名なレオナルド・ダ・ヴィチやクリストファー・コロンブス、そしてフェルディナンド・マゼランも会員の一人でした。
東京ディズニーシーのキャラクターでは、ハリソン・ハイタワー三世やカメリア・ファルコが会員として名を刻んでいます。
マゼランズは冒険家たちがまだ見ぬ世界の姿に思いを馳せ、夢や希望を熱く語った思い出の場所なのです。
店内には大きな地球儀や船の模型、地図など冒険にまつわるさまざまなプロップスが飾られています。
「冒険」をテーマにした東京ディズニーシーらしいレストランとも言えますね。
▷▷マゼランズのバックグラウンドストーリーについてはこちらで詳しくご紹介しています。
ドレスコードはある?
コース料理を提供しているお店はドレスコードが指定されている場所も多いですが、マゼランズにドレスコードはありません。
普段通りの服装で入店することができます。
しかし、店内の雰囲気的にTシャツ+短パン+サンダルといった極端にラフな格好は少し浮いてしまうかもしれません。
ラフな格好でも問題はありませんが、気になる方は短パンではなく長ズボンやスカートにするなど、工夫してみてくださいね。
子供は何歳からOK?
マゼランズは年齢制限を設けていないため、0才から利用可能です。
しかしマゼランズはパークの中で最も高級なレストランで、店内は薄暗く落ち着いた雰囲気が特徴です。
特別な日のお祝いで利用しているゲストも多いため、雰囲気的に子供を連れて行っていいのか気になりますよね。
私の個人的な感覚ですが、2時間程度大人しく座っていられる子であれば安心して入れると思います。
先にもお伝えした通り、マゼランズは一通り食事を済ませるのに1時間半〜2時間程度かかります。
長時間じっとしていられない子だと、ちょっと大変かもしれません。
マゼランズには12才以下のお子様向けのリトルエクスプローラーズ・セットがあります。
※メニューは2022年9月時点のものです。
ご覧の通り結構ボリューミーですので、食べ盛りのお子様にもピッタリですよ。
マゼランズのテーブルマナー
それでは、ここからマゼランズでのお食事で使えるテーブルマナーについてご紹介していきます。
※本記事でご紹介している内容は筆者が実際に取り入れているものですが、あくまでも一例です。
テーブルマナーは諸説あるものもあり、こちらでご紹介しているものが絶対正解ではないことを念頭に置いた上でご覧くださいませ。
また、メニューやサービス内容は変わる可能性があります。
基本的なマナー
まずは基本的なマナーからおさらいしていきましょう。
マゼランズだけでなく他の高級レストランでも活用できるので、覚えておいて損はないですよ。
- カトラリーは外側から使う
- 食事中はナイフとフォークをハの字に置く
- 食べ終わったらナイフとフォークを揃えて置く
この3点は基本的なマナーですので、忘れずに押さえておきましょう。
カトラリーは外側から使う
まずはカトラリーを使う順番について。
カトラリーは外側から使うと覚えておきましょう。
コース料理では、ショープレートやナプキンを中心に左側にフォーク、右側にナイフとスプーンが並べられています。
ナイフやフォークは複数本セットされていますが、それぞれ前菜用、肉用、といったように用途が決められています。
カトラリーは外側から順に使い、料理ごとに新しいものを使います。
こちらは実際にマゼランズで食事した際のカトラリーです。
前菜:オードブルナイフとオードブルフォーク
スープ:スープスプーン
アントレ:ミートナイフとミートフォーク
この日はアントレで肉料理を選んだためこのようなセットになっていますが、魚料理の場合はミートナイフとミートフォークの代わりにフィッシュナイフとフィッシュフォークがセットされます。
また、肉料理と魚料理どちらもあるコースの場合は、ミート用とフィッシュ用の両方がセットされます。
ちなみに、デザートに使うデザートフォークやデザートスプーンは後でセットされます。
食事中はナイフとフォークをハの字に置く
食事中、食後のカトラリーの置き方も決まっています。
まずは食事中の場合について見ていきましょう。
ドリンクを飲むときやパンを食べるときなど、カトラリーを一時的に置く必要がある場合はナイフとフォークをお皿の上でハの字に広げて置きます。
ナイフは刃を手前に向け、フォークは下向きに置きましょう。
これが「食事中」という合図になります。
食べ終わったらナイフとフォークを揃えて置く
食べ終わった際は、カトラリーをななめに揃えて置きます。
角度は時計の4時くらいを目安にします。
ナイフは刃を手前にして奥側に置き、フォークは上向きにして置きます。
フォークは食事中と逆向きになりますので、よく覚えておきましょう。
これが「食べ終わりました」という合図になります。
着席からお会計まで!順番にマナーをチェック
基本のポイントを押さえたところで、ここからは実際にマゼランズでの食事の流れに沿って解説していきます。
入店〜着席
マゼランズはテーブルサービスのレストランです。
入店し受付を済ませると、キャストの方がテーブルまで案内してくれます。
途中、期間限定メニューやスーベニアの案内をしてくださいます。
テーブルに案内されたら椅子に着席しますが、座席には上座と下座があります。
座席や配置によっても変わるのですが、基本的には入り口から遠い席や奥側の席が上座になります。
上座に座るのは目上のゲストがいる場合は目上の方、男女であれば女性です。
キャストさんが椅子を引いてくれた場合は椅子の前に立ち、膝裏に椅子が当たったら静かに腰掛けます。
また、着席の際は椅子の左側から座るのが西洋のマナーです。
ボックス席などでなければ、椅子の左側に回って座りましょう。
ちなみに、荷物は足元やお尻の後ろに置くのが一般的ですが、ディズニーでは大きな荷物を持っているゲストが多いため、この点はあまり気にしなくて大丈夫です。
隣の椅子が空いていればその上に置いても構いません。
・上座は出入り口から遠い席・奥側の席
・できる限り椅子の左側から着席する
・荷物は空いている椅子の上に置いてOK
料理の注文
注文する料理が決まったら、キャストさんを呼んで注文します。
このとき、大きな声で「すみませーん!」と呼ぶのは厳禁です。
キャストさんを呼ぶときは軽く会釈します。
それでも気づいてもらえない場合は、手を胸元で小さく挙げて呼びます。
ナプキンの使い方
中央に立ててあるナプキンは、注文を済ませた後〜乾杯酒が運ばれてくる前に広げます。
ナプキンは2つ折りにし、輪になっている側を自分に向けて敷きます。
口や手を拭くときはナプキンの内側の端を使います。
拭いたあとはナプキンを元通りにし、汚れが見えないようにします。
お手洗いなどで席を立つ際は軽く畳んで座席に置くか、背もたれにかけましょう。
乾杯
乾杯酒が運ばれてきたら、いよいよお食事のスタートです。
乾杯はグラスを合わせるのは控え、グラスを挙げて傾けるだけにしましょう。
前菜
最初のお料理は前菜です。
外側のオードブルナイフとオードブルフォークを使って食べます。
パン
マゼランズでは2種類のパンが提供されています。
パンは提供されてからデザート前まで、好きなときに食べて大丈夫です。
パンは一口ごとに一口大の大きさにちぎり、バターをつけて食べます。
先に全部ちぎったり、バターを塗ったりするのはマナー違反です。
ちなみに以前は別皿でカットバターが提供されていましたが、コロナ禍以降個包装のバターに変更になったようです。
【2022年11月16日追記】
先日マゼランズに行った際、バターが別皿提供に戻っていました。
パンを食べる際はバターナイフで必要な分を自分のパン皿に乗せてからパンに塗りましょう。
パンをちぎる際はなるべくパンくずを落とさないよう、丁寧にちぎります。
それでも多少はパンくずが散らかってしまいますが、自分で拾うのは御法度です。
テーブルに落ちたパンくずは、デザート提供の前にキャストさんがテーブルクリーナーで綺麗にしてくれます。
また、パンは無料でおかわりができます。
以前はキャストさんからおかわりのお声がけがありましたが、こちらもコロナ禍以降自粛しているようです。
【2022年11月16日追記】
おかわりの案内が再開されていました。
また、パンの種類もクルミ入りのパンとグラハム粉のパンに変更になっていました。
お変わりの際は一度に2個までにして、残さず食べてくださいね。
パンを食べていいのはデザートが提供される前までですので、お腹の具合とお料理の進み具合も考慮して数を選びましょう。
スープ
スープは右側に置いてあるスープスプーンを使います。
スープは手前から奥に向かってすくいます。
このとき、スプーン一杯にスープを取るのは美しくありません。
スプーンの2/3程度の量ずつすくい、音を立てずに飲みましょう。
残りが少なくなったら、カップを少し奥側に傾けてスープを集めます。
お皿ごと持ち上げるのはマナー違反なので気をつけてくださいね。
スープを飲み終わった後は、スプーンを受け皿の上に置きます。
アントレ
アントレは一般的に前菜の後に提供される料理のことを指しますが、マゼランズではアントレ=メイン料理を意味します。
肉料理の場合は左側からナイフで食べやすい大きさに切り、フォークで食べます。
パンと同じく、最初に全部切ってしまうのはNGです。
魚料理の場合も左側から食べます。
魚の筋に沿って切ると身が崩れにくいですよ。
デザートとコーヒー
食後にはデザートとコーヒーまたは紅茶がつきます。
デザートはデザートフォークまたはデザートスプーンを使って食べます。
コーヒーと紅茶は注文時に選びます。
紅茶の場合は、ポットで提供されますよ。
お砂糖とミルクはテーブルごとに提供されるので、必要な分だけ取りましょう。
使ったティースプーンはソーサーの奥側に置きます。
お会計〜退店
マゼランズは、基本的にテーブル会計です。
ただし、スマートフォンによる電子マネー決済の場合はレジでお会計する必要があります(※後述します)。
【2022年11月16日】
テーブル会計ではなく、レジでのお会計に変更になっていました。
レジでのお会計の方法は下記でご紹介しています。
デザートまで全て提供し終わった後キャストさんが伝票を持ってくるので、内容を確認して伝票ホルダーに現金またはカードを挟みます。
伝票ホルダーにはポケットがありますが、現金で払う場合小銭は入れない方がスマートです。
お会計の準備ができたらキャストさんを呼び、伝票を渡します。
このときも呼び方は会釈、軽く手を挙げるなど控えめに。
お会計が済むとキャストさんがおつりとレシートを持ってきてくれますので、受け取った後はそのまま退店して大丈夫です。
一方で、スマートフォンを使って決済する場合はレジまで出向く必要があります。
レジはマゼランズの2階フロア(出入り口があるフロア)にあるマゼランズ・ラウンジにあります。
レジは出口までの通り道にありますので、退店の準備を済ませてから荷物を持ってレジへ行きましょう。
マゼランズは思うほど気負わなくて大丈夫
つらつらと述べてきましたが、イメージは掴めましたか?
ここまで説明してきてなんですが、実際のところマゼランズはそんなに気負わなくて大丈夫です。
お食事で一番大切なのは、美味しく気持ちよく食べること。
変に気を遣ったり肩に力が入ったりしては、本来のおいしさを堪能できないかもしれません。
マゼランズは家族連れや若いグループのゲストもいるので、マナーを完璧に固めていく必要はありません。
「どのカトラリーを使ったらいいのかわからない」
「食べ方がわからない」
など、もしわからないことがあったらキャストさんに聞けば優しく教えてもらえますよ。
ただし、「サプライズで彼女を連れて行く」などといった場合は要注意。
マナーを知らない状態でいきなり連れて行かれるのは、あまり嬉しいものではありません。
大切な人に恥をかかせないためにも、サプライズで若いパートナーを連れて行きたい場合は、基本的なテーブルマナーが身についているかどうかさり気なくチェックしておくと安心ですよ。
まとめ
東京ディズニーシーのレストランマゼランズのテーブルマナーについてのご紹介でした。
パークの中とはいえ、ゴージャスな雰囲気のマゼランズ。
テーブルマナーを完璧に習得しておく必要はありませんが、知っていればより気持ちよくお食事ができます。
テーブルマナーは知っていて損はないので、ぜひ次回のインパの際は実践してみてくださいね。
それでは、良い冒険を。
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