東京ディズニーシーの中にあるホテル「東京ディズニーシー・ホテルミラコスタ」。
パークの中に宿泊できるホテルとして、オープン当初から根強い人気を集めているホテルです。
そんなミラコスタのロビーにある大きなガリオン船。
ミラコスタを利用したことがある方は、見たことがあるのではないでしょうか。
今回はミラコスタの顔とも言えるガリオン船にまつわる豆知識と隠れキャラクターについてご紹介していきます。
東京ディズニーシー・ホテルミラコスタは、東京ディズニーリゾート初のパーク一体型ホテルとして2001年の東京ディズニーシーのグランドオープンと同時に開業しました。
ホテル内からパークを眺めることができ、まるでパークの中に宿泊しているような特別な体験をすることができます。
ホテルのコンセプトはイタリアンクラシック。
ホテルに一歩足を踏み入れれば、上質で上品な空間が広がっています。
そんなミラコスタのロビーは、言わずもがなとても豪華な造りをしています。
大きく吹き抜けた天井、緻密に描かれた8枚の天井画、柱や梁に施された繊細な彫刻etc…
どこを切り取っても綺麗で、非の打ち所がありません。
そんなロビーで一際目を引くこちらの大きなガリオン船。
「海」をテーマにした東京ディズニーシーにピッタリのオブジェですね。
ガリオン船は16世紀〜18世紀頃に活躍した帆船の一種です。
大航海時代初期に基礎を築いたキャラックを発展させて作られ、速度が出やすかったり、たくさんの荷を詰めたりといったメリットがありました。
東京ディズニーシーのハーバー対岸に広がる要塞「フォートレス・エクスプロレーション」に停泊している大きな船もガリオン船です。
こちらは「ルネサンス号」と名付けられており、ハーバーを彩る要素のひとつとして親しまれています。
ミラコスタのロビーにあるガリオン船はブロンズ像です。
かなり大きく、近くで見ると迫力を感じます。
かなり細かいところまで緻密に作られており、見ていて思わずうっとりしてしまいます。
そんなこちらのガリオン船、なんと2トンもの重さがあるんだとか!
建設当初は800kgほどの予定だったのですが、建設中にこだわりにこだわりを重ねた結果とんでもない重さになってしまったという逸話があります。
まさかそんなに重いものをこんな小さな接点で支えているなんて…
技術の進化は素晴らしいですね。
ガリオン船の見所はそれでけではありません。
実は、ガリオン船には誰もが知っているディズニーキャラクターが隠れています。
一人ずつ見ていきましょう!
まずは主役のミッキー。
ミッキーは船の右側にいます。
帆についたロープを右手に握り、左手で進行方向を指差しています。
冒険家らしい帽子を被り、楽しげな表情のミッキー。
やはりこちらの船の船長はミッキーのようですね!
ミニーは船の先頭部分にいます。
大きなリボンが可愛いミニーですが、よく見ると下半身が人魚のような姿になっていますが、もちろんこれにもちゃんとした理由があります。
西洋では、海の神に船の安全を願いするという意味を込めて船首に像に飾る風習がありました。
中でも人魚を船首像にすることで、海の神々たちが落ち着き、さらには天候にも恵まれるとされていたのです。
ミニーは船首像として、安全な航海をサポートしているようです。
グーフィーは船の後ろ側にいます。
柵に足をかけ、船後方の安全を確認しています。
ミッキーはロープを手に巻いて持っていたのに対し、グーフィーはただ掴んでいるだけです。
落ちないように気をつけて…!
ドナルドは肉眼では少し見えにくいです。
かなり高い位置にいるため、下から見上げるとこのような姿になっています。
ドナルドは船の頂点に登り、海の安全を確認しているようです。
右手に望遠鏡、左手は手を広げていますが、大丈夫なのでしょうか?
なんと、ロープが体にぐるぐる巻きにされていました。
これなら安全ですね。
4人のキャラクターたちがそれぞれ役割を分担し、安全な航海に役立てているようです。
じっくり見ないと気づけないような小さな仕掛けですが、ミラコスタに訪れた際はぜひガリオン船にも注目してみてくださいね。
ミラコスタのロビーにあるガリオン船についてのご紹介でした。
ロビーは宿泊者でなくても入ることができますので、レストランの利用ついでや休憩で立ち寄った際はガリオン船も見てみてください。
ミラコスタでは他にも海や冒険にまつわるプロップスを数多く見ることができます。
ぜひ探検気分で、お散歩してみては?
それでは、よい冒険を!