東京ディズニーリゾートにはたくさんの食べ歩きフードがありますが、皆さんは何がお好きですか?
チュロス、チキンレッグ、リトルグリーンまんetc…
フードワゴンは小腹が空いたときに持ってこいですよね。
今回は中でも東京ディズニーシーで骨付きソーセージを販売しているワゴン「バーナクル・ビルズ」にまつわる豆知識をご紹介していきます。
レストランの裏話を知ることで、フードの味が今までとは違って感じられるかもしれません。
ぜひ最後までお付き合いくださいませ。
バーナクル・ビルズは東京ディズニーシーの左側に広がるエリア「アメリカンウォーターフロント」にあります。
S.S.コロンビア号にもほど近い桟橋「ピア33」にあるこちらのお店では、2021年現在ビールや骨付きソーセージが販売されています。
以前はソーセージパイやスモークチキンレッグが販売されていました。「ビールに合う軽食」をモットーにしているようですね。
お天気のいい日はお店の裏に続くピア33で海を見ながらお酒を飲むことができます。
樽や箱、パラソルなどがあり気分はまるで船乗り。
写真映えもバッチリです。
それでは早速、バーナクル・ビルズにまつわる豆知識をご紹介していきます。
「バーナクル」はフジツボという意味です。
そして「バーナクル・ビル」は顔がフジツボに覆われた岩のようになっている船乗りを差す言葉だそうです。
一見悪口のようにも聞こえますが、勇敢さを表す言葉として良い意味で使われているそうですよ。
バーナクル・ビルズのワゴンは木の板で作られており、素朴で温かみがあります。
ですが外観をよく見てみると、廃材を組み合わせて作られたことがわかります。
色の違う板があったり、板が足りない部分は鉄板のようなもので補われていたり。
こちらの立派な「SNACKS」の看板も、板作りのワゴンとはちょっと雰囲気が違いますよね。
こちらの看板も、どこかから持ってきたもののようです。
ワゴンの前には大きな恐竜の頭の化石があります。
一体なぜ食べ物屋さんの前に化石があるのか、気になりますよね。
こちらの化石の正体はトリケラトプス。
ロストリバーデルタで発掘され、北アメリカ国立自然史博物館に展示するためにここニューヨークに運ばれてきたものです。
ですが博物館の展示室が完成する前にニューヨークに届いてしまい、一時保管場所として以前から博物館と交流があったこのお店に置かれることになりました。
ご覧の通り、トラックは泥まみれです。
ロストリバーデルタの道無き道を走り抜けてきたことを物語っているようですね。
そんな経緯でこの場所に置かれることになった恐竜の化石。
お店のいたるところに「Limited time only!(期間限定!)」「Last chance to see a Dinosaur!(恐竜を見る最後のチャンス!)」といった文字が掲げられています。
現地で見ていただくと分かると思うのですが、もはやメニュー内容よりも目立っています(笑)
一時的に置かれることになった恐竜の化石を集客に使っているのです。
店主は抜け目ないですね。
さて、こちらの化石の送り主は一体誰なのでしょうか。
私なりに考察してみました。
バーナクル・ビルズの周りにはたくさんの木箱があります。
その木箱の中に、このような表記のあるものが複数存在します。
TO : MARCUS BRODY
NORTH AMERICAN NATIONAL
MUSEUM OF NATURAL HISTORY
NEW YORK CITY, NY USA
FROM : INDIANA JONES
LOST RIVER DELTA
宛先:マーカス・ブロディ
北アメリカ国立自然史博物館
アメリカ・ニューヨーク市
送り主:インディアナ・ジョーンズ
ロストリバーデルタ
これらの荷物は、ロストリバーデルタのインディ博士が博物館に勤めるマーカス・ブロディに送ったものです。
マーカスはインディ・ジョーンズの映画にも登場する人物で、インディの友人です。
アメリカンウォーターフロントで彼らの名前を見ることができるなんて、なんて粋なサプライズなのでしょう!
ピア33に置かれたインディ博士からマーカスへの数々の荷物。
そして、恐竜の化石は博物館に寄贈されるものということ。
上記2点を鑑みると、恐竜の化石もインディ博士が発掘した可能性がありそうですね。
そんなつながりを感じながら、この場所でビールとスナックを味わってみては?
バーナクル・ビルズの豆知識のお話でした。
一時的に置かれることになった恐竜の化石を集客に使うという、何ともたくましいお店でしたね。
その甲斐あってか、こちらのワゴンはいつも大繁盛しています。
インディ・ジョーンズとのつながりを感じられるのも、ファンにとってはとてもワクワクする仕掛けです。
みなさんもバーナクル・ビルズに訪れた際は木箱の文字にも注目してみてください。
それでは、よい冒険を!