こんにちは。
ディズニー大好き雨女のほのぷーです。
細やかな演出やバックグラウンドストーリーでゲストを深く楽しませてくれる東京ディズニーリゾート。
一見気づかないようなところに隠されたストーリーを見つけると、何気ない風景が変わって見えるものです。
そんな中で今回ご紹介するのは、東京ディズニーシーにあるワゴンレストラン「リバティ・ランディング・ダイナー」についてです。
かつてポークライスロールなど人気の軽食を提供していたこちらのレストラン。
立ち寄ったことがある方も多いのではないでしょうか?
港町を支える小さなワゴンには、一体どのような物語が隠されているのでしょうか。
ぜひ最後までお付き合いくださいませ。
アメリカンウォーターフロントについて
リバティ・ランディング・ダイナーがあるのは東京ディズニーシーの左側に広がるテーマポート:アメリカンウォーターフロント。
20世紀初頭のアメリカを舞台にしており、明るくにぎやかな街並みが印象的なテーマポートです。
今回ご紹介するリバティ・ランディング・ダイナーは、アメリカンウォーターフロントのニューヨークエリアにあります。
ニューヨークエリアはその名の通りニューヨークの街並みを再現したエリアで、ブロードウェイとウォーターストリートというふたつのメインストリートがあります。
※以前パークで配布していたガイドマップより
華やかな芸術の街であるブロードウェイと、旧市街で親しみやすさのあるウォーターストリート。
同じエリアでありながら一味違った雰囲気を味わうことができるので、ニューヨークエリアに訪れた際はぜひ街並みの違いにも注目してみてください。
旧市街のウォーターストリートの一角にあるこちらの小さなお店。
こちらが今回のお話の舞台になる軽食レストラン「リバティ・ランディング・ダイナー」です。
リバティ・ランディング・ダイナーの豆知識
それでは早速、お店にまつわる豆知識をご紹介していきます。
バックグラウンドストーリー
現在レストランがあるこの場所にはかつて、船部品の修理屋がありました。
港に隣接しているこの場所で、往来する船たちの安全を支えていたのでしょう。
そんな店主の奥さんは料理がとても上手でした。
店主や船員たちにふるまう料理がいつしか評判になり、奥さんはレストランを開店。
そして誕生したのがリバティ・ランディング・ダイナーでした。
看板に隠されたちょっと笑える話
お店の看板を見てみると、元々あった「LIBERTY LANDING MARINE ENGINE REPAIRS」の上から「DINER」と貼り付けられています。
修理屋の看板の上にレストランの看板を増築したようですね。
さらに、看板の左側にはもうひとつ小さい看板があります。
THE WIFE SERVES CHOW IN FRONT OF THE SHACK.
BUT I STILL FIX ENGINES ROUND THE BACK!
妻は小屋の前で料理を振舞っています。
ですが私はまだ後ろでエンジンを修理しています!
奥さんのお店は修理屋をやっていた頃より大盛況。
そんな奥さんに店主が嫉妬している様子がよく表れています。
下段の文字が大きくなっていることからも、店主の対抗心がヒシヒシと伝わってきますね。
修理屋の現在
看板にあった通り、お店の裏側では現在も船の修理業務を行なっている様子を見ることができます。
作業台にはたくさんの工具や道具が無造作に置かれています。
まるでつい先ほどまで人がいたような雰囲気ですね。
作業台のすぐ裏手の川には、修理中の船も停泊しています。
船の上にはライフルと双眼鏡も置いてあります。
レストランが賑わっている裏で、ご主人は現在も黙々と修理業務を進めているようです。
お店の壁にはこのようなペイントが施されています。
船の部品にまつわる専門用語がずらっと並んでいます。
部品の交換やメンテナンス、洗浄など様々な業務を担っているそうですよ。
ふたつのドア
お店の右側には、ふたつのドアがあります。
まずひとつめはこちら。
正面のすぐ横にあるこちらのドアは、レストランの勝手口です。
書かれている文字は「MECHANICS ONLY(整備士専用)」。
プレートはおもてで修理屋をやっていた頃のままのようですね。
少し奥へ行くと、もうひとつドアがあります。
ドアの向こうはおそらく修理部屋です。
貼ってあるプレートを見てみると…
CAUTION!
DO NOT BLOCK DOORS
注意!
ドアをふさがないで
修理屋はもう畳んだと思われたのか、ドアの前に物が置かれることがあったようです。
店主の悔しい面持ちが溢れ出ていますね。
これ以上店主がいじけないためにも、レストランに訪れた際はぜひ修理屋にも足を運んであげてみては?
まとめ
リバティ・ランディング・ダイナーにまつわる豆知識のご紹介でした。
ディズニーらしいユーモア溢れるストーリーが隠されたお店でしたね。
パークではこのように「元々〇〇だったところを✕✕にした」といったストーリーが度々見受けられます。
レストランやショップの細やかなところへ目を向けてみると、新たな発見があるかもしれませんよ。
それでは、良い冒険を!
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