東京ディズニーシーには様々なエリアがありますが、皆さんはどのエリアがお好きですか?
ディズニーリゾートでは全てのエリアにバックグラウンドストーリーが用意されており、その世界観を感じながらアトラクションや雰囲気を堪能するのも楽しいですよね。
今回は中でもマーメイドラグーンのバックグラウンドストーリーと豆知識についてご紹介していきます。
後半ではマーメイドラグーンの建物に隠された驚きの秘密についても触れていますので、ご興味のある方はぜひ最後までお付き合いくださいませ。
マーメイドラグーンについて
マーメイドラグーンはディズニー映画『リトル・マーメイド 』の世界を再現したエリアです。
アトラクションから細かい装飾に至るまで、映画の要素がぎゅっと詰め込まれており、まるで映画の中に入ってしまったかのような体験をすることができます!
マーメイドラグーンには身長制限のないアトラクションが多く、小さなお子様連れの方も楽しみやすいエリアとなっています。
またマーメイドラグーンは東京ディズニーリゾートで唯一屋内をメインとしたエリアとなっており、夏や冬、雨天時には特に利用したくなるエリアです。
急な雨等で利用したことがあるという方も多いのではないでしょうか?
リトルマーメイドをまだ見てないという方は、ぜひパークに行く前に映画を見ていただくことをおすすめします。
映画を見てから行くことで、より一層エリアの雰囲気を堪能することができますよ。
マーメイドラグーンのBGS
それでは早速マーメイドラグーンのバックグラウンドストーリーをご紹介していきます。
マーメイドラグーンの舞台はリトルマーメイドのその後の世界です。
アリエルとエリックが結婚した後、陸と海の生き物たちが隔てなく仲良くなれるようにとアリエルの父・トリトン王がこの場所を作りました。
マーメイドラグーンはふたつのエリアに分けることができます。
陸を舞台にした「アバブ・ザ・シー」と海底を舞台にした「アンダー・ザ・シー」です。
アンダー・ザ・シーはいわゆる屋内エリアのことで、カラフルなお城キング・トリトン・キャッスルの中にあります。
実はこちらのキング・トリトン・キャッスル、元々は海の奥深い場所にあり人間は入ることができませんでした。
ですが、トリトン王が陸の生き物も行き来できるようにとお城を引き上げてくれたため、ゲスト(人間)もアンダー・ザ・シーに行くことが可能になりました。
お城を外から見ると所々水が滴っていますが、これはキング・トリトン・キャッスルが海から上がったばかりであることを表現しているのです。
そして夜になるとお城がキラキラ光るのは、水が月光に当たって光っていることを表現しています。
粋でロマンチックな演出ですよね。
マーメイドラグーンの豆知識
それでは、ここからはマーメイドラグーンにまつわる豆知識をご紹介していきます。
水中で息ができるのはトリトンの魔法のお陰
海の中の世界を表現したアンダー・ザ・シー。
実は、アンダー・ザ・シーで私たちゲストが息をできるのはトリトンの魔法のお陰なのです。
キング・トリトン・キャッスルに入ってすぐ正面にトリトンの像があります。
よく見てみると、トリトンが持っているトライデントの先がキラキラ光っています。
そう、これがその魔法なのです。
像の下にはトリトンが人間を歓迎するメッセージが飾られています。
トリトンをはじめとする海の仲間たちは私たちゲストを大歓迎してくれているようですね。
アンダー・ザ・シーに隠されたこだわりの演出
トリトンズキングダムのスロープを進んで行くにつれて、様々な変化があります。
代表的なものがこちらです。
- 聞こえる音
- 明るさ
- 手すりや柵の形
マーメイドラグーンではこのような小さな変化を五感で楽しむことができます。
まずは音について。
キング・トリトン・キャッスルの入口付近では「ザァーザァー」という波の音が聞こえます。
これはまだ水上付近であることを表しています。
ですがスロープを降りて行き、トリトンズキングダムのプロップス辺りからはブクブクという泡の音に変わります。
これは水中であることを表現しているのです。
つづいて明るさですが、スロープを降るにつれて照明が段々暗くなっていくようになっています。
明るさで海の深さを表しているためです。
アトラクションがあるアンダー・ザ・シーは照明がかなり暗くなっていますよね。
これは海底であることを表しているのです。
また、アンダー・ザ・シーの天井がぐるぐると渦巻いた模様になっているのは、水中から見た水面が再現されているのです。
そして最後に手すりと柵についてです。
地上では真っ直ぐなデザインだったものが、屋内ではぐにゃぐにゃに曲がったデザインになっています。
もうお気づきですよね?
マーメイドラグーンでは、手すりや柵に至るまで水中での見え方を忠実に表現しているのです。
↑ワールプールの柵は波を表現したデザインになっています。
アトラクションの柵はそれぞれ遊び心があるので、ぜひ見比べてみてください。
ちなみにアンダー・ザ・シーは海の中なので、ここではキャストさんの案内も「ゆっくり泳いでお進みください」になっています。
細かい部分までこだわりが感じられるのがディズニーらしいですよね。
アンダー・ザ・シーには他にも海を感じられる要素がたくさん隠されています。
アトラクション以外の部分にも目を向けてみると、新たな発見があるかもしれません。
陸地で見られる水の跡
つづいては陸の世界アバブ・ザ・シーの豆知識です。
キング・トリトン・キャッスルの周辺の壁の一部に、このような線があります。
波打ったような線がくっきりとついています。
この線は水が長期間に渡って停滞していた場合にできる跡のようです。
おそらく、以前はこの線の位置まで海水があったという証拠ではないでしょうか。
この線は、キング・トリトン・キャッスルの周辺でしか見ることができません。
キング・トリトン・キャッスルが海底にあったときは海水がこの位置まであったことを表しているのかもしれません。
お城を引き上げたときに海水が下がったのだとしたら、トリトンズキングダムはものすごく大きいお城ということになりますね。
陸と海で会える生き物が違う
マーメイドラグーンではたくさんの種類の生き物たちに会うことができますが、アバブ・ザ・シーとアンダー・ザ・シーでは会える生き物たちが異なります。
アバブ・ザ・シーは陸上の世界。
会える生き物はスカットルやヤドカリなど陸で生活している生き物です。
↑スカットルのスクーターで望遠鏡を反対にしてるスカットルが個人的にお気に入りです…!
一方でアンダー・ザ・シーは海底の世界。
クラゲやたくさんの魚たちと会うことができます。
かなりたくさんの種類の生き物達に会えるので、お気に入りのキャラクターを探してみるのも楽しいです。
閲覧注意!マーメイドラグーンに隠された驚きの秘密
※ここから先は、現実的な内容のお話になります。
場合によっては夢が壊れてしまう可能性もありますので、閲覧は自己責任でお願いします。
飛ばしたい方はこちらへどうぞ。
それでは、ここからはマーメイドラグーンの建造物に隠された秘密について掘り下げていきたいと思います。
マーメイドラグーンの屋内エリア アンダー・ザ・シーに行くまでにはスロープを降っていきますよね。
そのため、アンダー・ザ・シーは地下にあると誰もが自然に思い込んでしまうでしょう。
ですが、実はアンダー・ザ・シーがあるのは地下ではありません。
アンダー・ザ・シーは地上一階に位置しているのです。
Googleマップでマーメイドラグーンを見てみるとその様子がよく分かります。
アンダー・ザ・シーがあるであろう場所は白い大きな建物で覆われています。
実はこの場所には、2階建ての平ビルが建っているのです。
さらにその周辺には大きな道路が通っていることも確認できます。
東京ディズニーシーのど真ん中に道路やビルが建っているなんて、想像できないですよね。
このビルや道路は物資の運搬などで使われてるようです。
ところで、東京ディズニーシーは坂や階段が多いと思いませんか?
実はこれも、マーメイドラグーンの建造が要因なのです。
1階を海底にするには入り口を2階にする必要があります。
ですがパーク全体の地表を上げるわけには行かず、パークの中央だけを高くしたのです。
シーにある坂や階段を思い浮かべてみてください。
ソアリン:ファンタスティック・フライトの前やポートディスカバリーからロストリバーデルタに向かう道etc…
メディテレーニアンハーバーからマーメイドラグーンに向かって行くにつれて高くなっていると思いませんか?
マーメイドラグーン周辺だけに坂や階段を作ることも可能だったのでしょうが、世界観を壊さないようあくまでもナチュラルに再現されているところにディズニーらしい配慮を感じますね。
まとめ
マーメイドラグーンにまつわるバックグラウンドストーリーと豆知識のご紹介でした。
リトルマーメイドの世界観を再現するために、様々な仕掛けや演出の工夫がなされていることがお分かりになったのではないでしょうか。
ぜひ、次回のインパではキング・トリトン・キャッスルの音や光にも注目してみてください!
それでは、行ってらっしゃい!
【おすすめ記事】