こんにちは。
ディズニー大好き雨女のほのぷーです。
東京ディズニーリゾートには数多くのレストランがありますが、それぞれにバックグラウンドストーリーが用意されていることをご存知ですか?
アトラクションやテーマポートだけでなく、レストラン一つひとつに至るまでしっかりと歴史が刻まれているのです。
今回は中でも東京ディズニーシーのメディテレーニアンハーバーにあるイタリアンレストランザンビーニ・ブラザーズ・リストランテのバックグラウンドストーリーについてご紹介していきます。
バックグラウンドストーリーを知ることで、今までとは一味違った楽しみ方ができるかもしれません。
ぜひ最後までお付き合いくださいませ。
ザンビーニ・ブラザーズ・リストランテについて
ザンビーニ・ブラザーズ・リストランテは東京ディズニーシーの玄関口・メディテレーニアンハーバー向かって右側にあるイタリアンレストランです。
2019年に新しくオープンしたアトラクション「ソアリン:ファンタスティック・フライト」の近くに位置し、比較的手頃な価格でパスタやピッツァをいただくことができます。
店内は陽気なイタリアンミュージックが流れ、まるで海外にいるような雰囲気で食事することができます。
お天気のいい日には2階のテラス席もおすすめですよ。
ザンビーニ・ブラザーズ・リストランテのBGS
それではここから、ザンビーニ・ブラザーズ・リストランテが誕生するまでのお話をご紹介していきます。
ザンビーニ・ブラザーズ・リストランテはその名の通り、ザンビーニ兄弟が経営するレストランです。
彼らはイタリア南部出身の3兄弟で、名前は順にPrimo(プリモ)、Antonio(アントニオ)、Enrico(エンリコ)と言います。
ザンビーニ一族はこの地域で有名な大富豪であり、ポルト・パラディーゾやエクスプーラーズ・ランディングの土地を保有していました。
3兄弟もまたメディテレーニアンハーバーの大地主として、ワイナリーやオリーブ畑を経営していました。
そんなあるとき、ザンビーニ兄弟たちはS.E.A.の精鋭たちと出会います。
正式名称はSociety of Explorers and Adventures。
探検家や科学者などが集まる学会であり、かの有名なレオナルド・ダ・ヴィンチやソアリン:ファンタスティック・フライトに登場するカメリア・ファルコも会員でした。
ザンビーニ兄弟はS.E.Aの活動にとても興味を持ち、エクスプローラーズ・ランディングの土地を彼らに譲ります。
S.E.A.のメンバーが集まり次第に賑やかになっていく様子を見て、ザンビーニ兄弟はレストランを開いて彼らをおもてなししようということになりました。
そこでワインとオリーブの圧搾所として使っていた場所を改装して開いたのが、ザンビーニ・ブラザーズ・リストランテだったのです。
ザンビーニ・ブラザーズ・リストランテが開店した後も町の賑わいは勢いを増す一方で、港町は大盛況。
訪れる冒険家や旅人のために作られた宿泊施設がホテルミラコスタでした。
ミラコスタは当初、ザンビーニ・ブラザーズ・リストランテに隣接する形で建設されました。
しかし訪れる人々が増えていくにつれ増築をに増築を重ね、現在の大きなホテルができあがったのです。
そのため、ミラコスタの外観はザンビーニ・ブラザーズ・リストランテから遠くに行けば行くほど綺麗で豪華な造りに変化していきます。
現在のミラコスタが完成するまでにはなんと300年もの年月がかかったんだそうですよ。
ザンビーニ・ブラザーズ・リストランテの豆知識
ザンビーニ・ブラザーズ・リストランテのお話が分かったところで、ここからは店内や周辺のあちらこちらに隠された豆知識をご紹介していきます。
三兄弟は実は不仲だった?
ザンビーニ兄弟は3人で協力してレストランをオープンしたわけですが、実は兄弟仲はあまりよくなかったという話もあります。
特に食の好みは全く違い、レストランでは提供する料理によって完全分担しているのです。
メニュー表の周りには、このようなペイントが施されています。
Pasta di Primo
Pizza di Antonio
Riso di Enrico
パスタはプリモ、ピザはアントニオ、ライス料理はエンリコが担当しているようですね。
今も残る圧搾所の面影
ザンビーニ・ブラザーズ・リストランテには、圧搾所として使われていた頃の面影が数多く残されています。
圧搾機やワイン樽が並ぶ1階
この場所が圧搾所だった頃、ワインやオリーブオイルは1階で作られていました。
1階では現在も圧搾機や大きなワイン樽を見ることができます。
大きく開けた吹き抜け部分を見てみると…
何やらクレーンのようなものがあります。
1階で作られたワインやオリーブオイルはこの木製のクレーンで2階に運ばれていたようです。
2階は貯蔵庫だった
クレーンで上げられたワインやオリーブは、2階で保管されていました。
2階では部屋のいたるところに樽が並んでいます。
さらに、部屋の天井に張り巡らされたレーン。
準備が整ったワインやオリーブオイルはこちらのレーンに乗って出荷されていったのでしょうか。
一方で、2階にはこのような場所もあります。
溢れんばかりに詰め込まれたブドウたち。
現在お店で提供されているワインは、この美味しそうなブドウから作られるものなのかもしれませんね。
ザンビーニ兄弟の顔写真
ザンビーニ兄弟の顔を見ることができるのは、レストランから少し離れたアメリカンウォーターフロント。
ニューヨークエリアにあるレストラン「ニューヨーク・デリ」の壁に肖像画が描かれています。
こちらはザンビーニ家が作っているオリーブオイルの広告のようです。
時を越え、国を越え、ザンビーニ兄弟が作ったオリーブが世界に輸出されているのです。
他にも貨物庫を改装して作られたレストラン「ドックサイドダイナー」にはザンビーニ兄弟が作ったワインの樽が置いてあったり、彼らの功績を目にすることができます。
ザンビーニ兄弟は本当に遣り手だったのですね。
▷▷ザンビーニのワインは近くにあるレストラン「カフェ・ポルトフィーノ」店内でも見ることができます。
ぜひこちらもあわせてご覧くださいませ。
まとめ
ザンビーニ・ブラザーズ・リストランテ誕生のお話と豆知識のご紹介でした。
レストランにもしっかりとバックグラウンドストーリーが用意されているところがディズニーの魅力のひとつでもあり、楽しみでもあります。
ザンビーニ・ブラザーズ・リストランテを利用される際はぜひ、兄弟たちが描いた夢やS.E.A.とのつながりにも思いを馳せながら過ごしてみてください。
きっと今までとは一味違った雰囲気を味わえるはず。
それでは、行ってらっしゃい!
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