こんにちは。
ディズニー大好き雨女のほのぷーです。
突然ですが、東京ディズニーランドと東京ディズニーシーにはそれぞれ歯医者さんがあることをご存じですか?
もちろん実際に治療を受けることはできない「設定上の歯医者」なのですが、建物に隠された英語を紐解いてみると中々興味深いことが記されているのです。
今回はそんなパーク内の歯医者さんを3軒ご紹介していきます。
知ればあなたも行ってみたくなるかも?
ぜひ最後までお付き合いくださいませ。
TDRのテーマポートについて
東京ディズニーランドと東京ディズニーシーのふたつのパークから成り立つ東京ディズニーリゾート。
2022年現在、それぞれに7つのテーマポートがあります。
ワールドバザールは20世紀初頭の古き良きアメリカの街並みを再現したエリア、ウエスタンランドは19世紀の開拓時代のアメリカ西部が舞台、といったようにそれぞれのテーマポートごとに時代背景や舞台が細かく定められています。
例えばキャストさんのコスチュームやあいさつ、建物の建築様式やBGMなどが異なるのですが、どれもテーマポートの雰囲気作りに欠かせない大切な要素なのです。
そして街中の建物に掲げられた看板を見てみると、実は様々なショップやホテル、ミュージックスタジオや病院などの施設で溢れていることが分かります。
ふと目に止まった看板を読み解いてみると、意外な発見があるかもしれませんよ。
TDRの歯医者さん
ディテールまでこだわり抜いて作られた東京ディズニーリゾートのテーマポート。
ここからは、東京ディズニーリゾートにある歯医者さんについてご紹介していきます。
テーマポートごとに雰囲気が全く異なるので、そういった違いにも注目してお楽しみくださいませ。
痛くない歯医者(TDL)
それでは東京ディズニーランドの歯医者さんからご紹介していきます。
まずはじめにご紹介するのは開拓時代のアメリカ西部を舞台にしたテーマポート:ウエスタンランドにある歯医者さんです。
歯医者さんがあるのはウエスタンランドとアドベンチャーランドの境目近く。
木材で作られたこちらの自販機が目印です。
歯医者さんは2階にあるのですが、階段の側に看板がかけられています。
Painless Dentist
Dr.I.Teethe
痛くない歯医者
ドクター・アイ・ティーズ
痛くないのは嬉しいですが、ウエスタンランドは西部開拓時代が舞台。
当然、麻酔もまだ登場していません。
「痛くない」というのは誇大表現かも…?
ちなみに名前の「Teethe」ですが、歯が生えるという意味を持つ言葉でもあります。
本名だとしたら、なるべくして歯医者さんになったのかもしれませんね。
さらに少し掘り下げると、「ティーズ」に似た発音をする言葉に「Tease(からかう)」という言葉があります。
ドクター・アイ・ティーズ…私はからかう医者…?
痛くない歯医者でも、からかわれながらの治療はご遠慮願いたいですね(笑)
看板の下には貼り紙があります。
POCAHONTAS
REMEDIES
GOOD FOR MAN OR BEAST
$1.00
ポカホンタス薬
人間と獣用
1ドル
こちらは「ポカホンタス薬」という万能薬の広告。
ディズニー映画『ポカホンタス』にちなんで名付けられた名前のようです。
広告の右上の小さな文字を読んでみると…。
アルコール濃度は90%以上で、リウマチや胸焼け、飛蚊症や百日咳、さらにはぎっくり腰や五月病など様々な疾病に効果があるそうです。
今もなおそんな万能薬はありませんので、こちらも誇大表現の可能性が高そうですね。
▷▷広告について詳しくはこちらでご紹介しています。
ミッキーが通う歯医者(TDL)
続いてはミッキーと仲間たちが暮らす町であるトゥーンタウンにある歯医者さんです。
トゥーンタウン向かって左側に広がる愉快な商業エリア:ダウンタウン・トゥーンタウン。
しゃべるマンホールや水しぶきがかかる消防署など様々な面白い仕掛けがあることでも知られているこのエリアに、トゥーンたちが通う歯医者があります。
歯医者さんがあるのはフォトスポットとしても人気の伸びる柵がある野犬収容所の2階。
歯の形をしたオブジェがかかっています。
歯医者の名前は「Dr.Drirum(ドクター・ドリルム)」。
ドリルム…ドリル…ム?
何だか物騒な響きの名前ですが…。
看板のオブジェをよく見てみると歯はドリルに吊り下げられ、さらには絆創膏が貼られています。
やはり名前の通り、荒治療をしていそうな雰囲気ですね。
そして実はこちらのドクター・ドリルム、ミッキーが歯科定期健診を受けている歯医者でもあります。
同じくトゥーンタウンにあるミッキーのグリーティング施設「ミッキーの家とミート・ミッキー」。
そのQライン(待ち列)にミッキーのデスクがあるのですが、壁のコルクボードにこのようなものが貼ってあります。
ドクター・ドリルムからの歯科定期健診の案内です。
ミッキーは年に一度、ドクター・ドリルムで歯のクリーニングをしてもらっているそうですよ。
ミッキーが診てもらっているなら安心…?
▷▷ミッキーの家に貼ってあるお知らせについてはこちらでご紹介しています。
建物がボロボロな歯医者(TDS)
続いて今度は東京ディズニーシーへ行ってみましょう。
3つめの歯医者さんは20世紀初頭のアメリカを舞台にしたアメリカンウォーターフロントにあります。
歯医者さんがあるのはお土産ショップ「スチームボート・ミッキーズ」の裏側。
ボロボロのはしごが架けられた、ちょっと危なそうな建物の2階にあります。
メイン通りから外れた場所にあるため、知らない方も多いのではないでしょうか。
歯医者については、入口へと続く階段に書いてある文字から読み解くことができます。
YOU NEED’NT CRY
YOU NEED’NT SHOUT
YOUR TEETH I’LL FIX
WHILE YOU ARE OUT
泣く必要はありません
叫ぶ必要もありません
あなたの歯は私が治します
気を失っている間に
下の段も読んでみます。
DOCTOR MARTIN EUGENE GUMMS
PAIN-FREE DENTIST UPSTAIRS
ドクター・マーティン・ユージーン・ガムズ
無痛治療の歯医者はこの先2階
歯医者さんの名前はガムズ。
「Gums(歯茎)」にとてもよく似た名前ですが、こちらもディズニーらしい言葉遊びですね。
ウエスタンランドの歯医者同様こちらでも無痛治療を行なっているそうです。
しかし、気を失っている間に治療ができるというのは麻酔とは違うのでしょうかね…?
ちなみに、こちらの歯医者さんは只今休診中。
階段の入り口にはこのような札がかけられています。
I’LL BE BACK LATER.
(…’til then, mashed taters!)
後で戻ります。
(マッシュポテトでも食べてて)
「’til」は「Today I learned.」の略で、今日知った・これは知らなかったという意味で使われます。
歯が痛い時はマッシュポテトを食べるといいらしいよ、といったニュアンスでしょうか。
以上、東京ディズニーリゾートにある3つの歯医者さんでした。
これだけたくさんの歯医者さんがあるのなら、万が一パークの中で歯が痛くなっても安心!?
勇気のある方はぜひ治療にチャレンジしてみては?
まとめ
東京ディズニーリゾートにある歯医者さんのご紹介でした。
皆さんが通いたい歯医者さんはありましたか?
それぞれテーマポートの背景に合わせた特色を持った歯医者でしたね。
そして共通点は「何だか怪しい歯医者」という点。
一見気づかないところにも、ゲストを楽しませる秘密が隠されているのですね。
たまには隠れミッキー探しならぬ隠れ歯医者さん探しをしてみても盛り上がるかも…?
それでは、よい旅を!
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