東京ディズニーシーの大人気アトラクション:タワー・オブ・テラー。
東京ディズニーリゾートで唯一のフリーフォールタイプの絶叫系アトラクションということで、オープン当初から根強い人気を集めているアトラクションです。
今回はそんなタワー・オブ・テラー(通称:タワテラ)の克服法をご紹介します。
「乗ってみたいけど怖くて勇気が出ない」
「一回乗ったけど怖すぎたからもう乗れない…」
「乗りたくないけど友達に誘われている」
とお悩みの方にぜひ読んでいただきたいです。
私も絶叫系が苦手でしたが、効果的な克服方法を身につけてからはタワテラが大好きになりました!
タワテラに限らず、全国の遊園地のフリーフォール系アトラクションにも応用可能ですので、克服したいと思っている方はぜひご参考くださいませ。
▷▷春に期間限定で開催されるスペシャルプログラム「タワー・オブ・テラー“アンリミテッド”」の克服方法はこちらで詳しくご紹介しています。
通常版との違いやアンリミテッドならではの克服方法をご紹介していますので、期間中に訪れる方はぜひこちらをご覧ください。
タワー・オブ・テラーは2006年9月に東京ディズニーシーにグランドオープンしたフリーフォール(垂直落下)系アトラクションです。
タワテラやToT(Tower of Terrorの頭文字)と略されることも多いです。
ライドの動きだけでなくストーリーや乗車前に観るプレショーの演出が怖いことから、東京ディズニーリゾートのアトラクションの中で最も怖いと言われています。
本題に入る前にアトラクションのストーリーをかんたんにお話していきます。
舞台はニューヨークのホテル・ハイタワーというホテルの跡地。
ホテル・ハイタワーはハリソン・ハイタワー三世がオーナーを務めるホテルであり、彼が趣味で集めた骨董品や美術品が数多く飾られていました。
ハイタワー三世はあるとき、コレクションの一部にするためアフリカのコンゴ川流域に住む部族ムトゥンドゥ族からシリキ・ウトゥンドゥという奇妙な偶像を強奪します。
そしてこの偶像をお披露目するべく、ホテル・ハイタワーで記者会見を開きます。
記者からシリキ・ウトゥンドゥは呪いの偶像と言われているのでは?と問われますが、彼は「呪いなど馬鹿馬鹿しい」と一蹴。
その晩、彼は不可思議なエレベーター事故で謎の失踪を遂げました。
ホテル・ハイタワーは閉鎖され、市民からは「タワー・オブ・テラー(恐怖のホテル)」と呼ばれるようになりました。
やがて時は流れ閉鎖から13年が経った1912年。
ニューヨーク市保存協会はホテルの改修工事を実施し、数々のコレクションを巡る見学ツアーを開催します。
ゲストたちはこのツアーに参加し様々なコレクションを見て回るのです。
そして最後は業務用のエレベーターで最上階のハイタワー三世の部屋に向かうのですが、まさかの恐怖体験が待っているのです…。
そんなこわ〜いバックグラウンドストーリーがあるタワー・オブ・テラーの基本データはこちらです。
所要時間:約2分(プレショー含まず)
定員:22人
ライド数:6台(ライドを乗せるエレベーターは3機)
ライドショット:あり
建物の高さ:59m
最高到達地点:38m
ライド時間はおよそ2分と、かなり短めです。
そのため、絶叫系が苦手な方でもコツを掴めば必ず克服することができるでしょう。
お子様は4、5才から乗れますが、先にご紹介した通りストーリーや暗い中怖い演出が入るプレショー、アトラクション内部の不気味な造り等々、お子様にはハードル高めな要素が盛りだくさんですので、ご注意ください。
また、タワー・オブ・テラーはズドーン!と一度落ちて終わりではなく、緩急をつけて何度も上昇と降下を繰り返します。
体調がすぐれないときや食事の直後に乗ると酔ってしまう可能性がありますので、特に乗り物酔いしやすい方は注意が必要です。
ちなみに、緩急をつけてふわふわと落下するのは、ハイタワー三世がゲストをシリキ・ウトゥンドゥの呪いから守ってくれているからとも言われています。
それでは本題です。
絶叫系が苦手だった私が今やループをする程ハマってしまうほどになったタワー・オブ・テラー克服方法をご紹介します。
ポイントをおおまかにまとめると、こちらの4点が重要になってきます。
タワー・オブ・テラーを克服して、東京ディズニーシーでの遊びをより一層楽しみましょう!
絶叫系が苦手な方は、中でもふわっと内臓が浮く浮遊感(Gとも言われます)が一番の苦手要素という方が多いのではないでしょうか。
タワー・オブ・テラーは高さ38mから一気に落下した後、再び上昇し落下を繰り返します。
何も対策をしなければ、かなり重いGがかかります。
どれくらい浮くかと言うと、落下中数秒間に渡ってお尻が浮くくらいです。
浮遊感をなるべく減らすために最も重要なのは、空間を作らないことです。
シートベルトの締め方ひとつで浮遊感をかなり減らすことができますので、ぜひ念頭に置いておいてください。
タワー・オブ・テラーのシートベルトは車に備え付けられているものと同様、肩から斜めに締める3点式です。
座席に着いたらシートベルトを締め、姿勢をよくして待ちましょう。
ゲストが全員シートベルトを締め終わると、キャストさんがシートベルトのロックをかけます。
ポイントは、このロックのタイミングで身体をなるべく椅子にピッタリと密着させて息を吸って身体をなるべく細くすることです。
ロックのタイミングは担当のキャストさんによって声をかけてくれる方もいますが、何も言わない方の方が多いです。
ロックボタンは座った状態から見て左側正面(入り口から見ると右側の一番前の座席前)にあります。
キャストさんがそのあたりに手をスタンバイしていたらまもなくロックがかかりますので、身体を細くして待ちましょう。
あまりきつく締めすぎると肩にシートベルトが食い込んで痛くなる場合もありますので、ご自身で適度に調整してくださいね。
エレベーターは①ハイタワー三世の寝室 ②鏡の部屋を通過した後、38mまで急上昇します。
この間は力を入れなくても、Gを感じることはほぼないでしょう。
手足の力を入れるタイミングは上昇しきり、窓から絶景が見えてからです!
怖くて目をつぶってしまうと落下のタイミングが掴めないので、目は開けておきましょうね。
上昇しきったところでエレベーターは一度停止します。
そして2秒ほどするとガタンと揺れ、その直後に落下します。
このタイミングでライドショットを撮影しますが、初めて乗車する方や絶叫系が苦手な方はポーズを構えるよりも、手でしっかりと手すりを掴んでおきましょう!
手は手すりを掴み、足は床にしっかりとつけて踏ん張り、できればお腹もぐーっと力を入れましょう。
Gが最もかかるのは落下し始めるタイミングですので、落下のタイミングでぐっと力を入れた後はそこまで踏ん張らなくても大丈夫です。
また上昇の際も多少内臓が動きますが、落下とは違い内臓が下に押し付けられる感じなので、浮遊感ほど気持ち悪さはないでしょう。
力を入れるべきタイミングはあくまでも落下が始まる瞬間が重要です。
怖くて落下のタイミングは目を瞑ってしまったり、声を出さずに縮こまってしまう方もいらっしゃると思いますが、はっきり言ってこれらは全くの逆効果です。
怖かったらためらわずに叫びましょう。
叫ぶことで緊張がほぐれますし、自然とお腹に力が入ります。
タワテラは暗闇・迫力の演出・急上昇・急降下と怖い要素がたくさん詰まっているため、終始誰かしら叫んでいます(笑)
恥ずかしがらずに思いっきり声を出して怖さを発散しましょう。
さて最後のポイントですが、私が克服できたのはこれのおかげです。
正直、①〜③と比べ物にならないくらいものすごく効果があります。
方法はいたって簡単。
落下・上昇のタイミングで上(天井)を見るだけです。
え、それだけ?とお思いの方もいらっしゃるかと思いますが、本当にこれだけです。
上を見るだけで今までの恐怖が一体何だったのかと思うほど、怖くなくなります。
私は上を見て乗ると布団の上でふわふわ遊んでいるような感覚にすらなります。
全く怖くないし、むしろ気持ちいいです。
このとき、目線だけ上を見るのではなく首を曲げて上を見るようにするとより効果があります。
写真撮影で上を向いているのは恥ずかしいという方は、最初の落下時は正面を向いて踏ん張り、落下した後は上を見ているといいでしょう。
タワー・オブ・テラーの地上38mからの景色は絶景です。
東京ディズニーシーを一望できますし、慣れればお隣東京ディズニーランドのシンデレラ城やスペースマウンテンの建物も見つけられるでしょう。
そして向かって左側にはスカイツリーもあります。
スカイツリーは比較的見つけやすいので、タワー・オブ・テラーを克服できたらぜひ探してみてくださいね。
また、タワー・オブ・テラーは昼と夜で全く違う景色を楽しむことができます。
夜に乗ったことがない方はぜひ一度夜景も見てみてはいかがでしょうか。
目の前に連綿と広がる夜景はまるで写真のようで感動的ですよ。
絶叫系が苦手だった私がタワー・オブ・テラーを克服した方法のご紹介でした。
苦手な方はぜひ上記の方法を取り入れてチャレンジしてみてくださいね。
特に上を見るのはかなり効果があるのでおすすめです!
乗れるアトラクションが増えて皆さんのディズニーライフがより充実することを願っています!
それでは、行ってらっしゃい!