こんにちは。
ディズニー大好き雨女のほのぷーです。
東京ディズニーランドにあるトゥーンタウンは、ミッキーと仲間たちが暮らす街をテーマにしたテーマポートです。
とびきり愉快で陽気なトゥーンタウンには、実際に中には入れないものの、細やかなストーリーが隠された様々なお店や施設があることをご存知でしょうか？
今回はトゥーンタウンの商業地区ダウンタウン・トゥーンタウンにある建物を徹底解説していきたいと思います。
病院や発電所、花火工場など様々な施設があるのですが、どれもツッコミどころ満載なものばかり。
トゥーンタウンならではのおかしな街をぜひご堪能くださいませ。
トゥーンタウンについて
トゥーンタウンは東京ディズニーランドの右側奥にあるテーマポートです。
ミッキーと仲間たちが暮らす町をテーマにしており、学校や郵便局、消防署や銀行など生活に欠かせない施設が軒を連ねます。
建物やプロップスは他にはないポップでカラフルなデザインで、どこを切り取っても可愛いエリアとなっています。
また、トゥーンタウンは東京ディズニーランド開園13年後の1996年に新しくオープンしたテーマポートですが、キャラクター住居専用エリアとして開園当初から存在していたのを公開したというバックグラウンドストーリーがあります。
トゥーンタウンに住んでいるのはとびきり愉快でお騒がせな仲間たち。
街のいたるところで彼らのはちゃめちゃな生活ぶりがうかがえる、とても面白いエリアです。
トゥーンタウンは3つのエリアで構成されています。
- キャラクターたちの居住区であるミッキーアベニュー
- 行政区のトゥーンスクエア
- 商業地区のダウンタウン・トゥーンタウン
同じテーマポート内でもエリアによって雰囲気が異なるので、違いを探しながらおさんぽしてみるのも楽しいですよ。
▷▷ミッキーアベニューとトゥーンスクエアについては別記事で詳しくご紹介しています。
ダウンタウン・トゥーンタウンの建物
トゥーンタウンは大きく3つのエリアに分けることができます。
向かって右側がキャラクターたちの家があるミッキーアベニュー、中央が行政区のトゥーンスクエア、左側が商業地区のダウンタウン・トゥーンタウンです。
同じテーマポート内でもどこか違う雰囲気を味わうことができますよ。
今回は商業地区のダウンタウン・トゥーンタウンに焦点を当ててご紹介していきます。
愉快な町トゥーンタウンには一体どのようなお店があるのでしょうか？
ダウンタウン中央にある建物群、続いて「ギャグファクトリー/ファイブ・アンド・ダイム」を起点に時計回りでご紹介していきます。
郵便局
はじめにご紹介するのは郵便局（Post Office）です。
看板がエアメール風になっていたり、建物上部には切手風の看板があったり、可愛らしいデザインをしています。
郵便局で特に目を引くのは、入り口左側に設置された真っ赤なポスト。
取手を引くと中から声が聞こえるという面白い仕掛けがあります。
「切手貼り忘れてない？大丈夫？」
「おい、誰だよ！オイラをゴミ箱と間違えたのは」
「悪いねそこの人、ちょっと背中をかいてくれないか？」
など、聞こえてくるセリフは様々。
手紙に関することからそうでないことまで、思わず笑ってしまうような内容ばかりです。
さらに郵便局の中に入ると、キャラクターたちの私書箱があります。
ミッキー、ミニー、ドナルド、グーフィー、ロジャーラビット、ジェシカ・ラビットの私書箱です。
グーフィーの私書箱はなぜか逆さまになっていますね…。
ポストに引き続き、私書箱も回すとキャラクターの声が聞こえる仕掛けがあります。
こちらもランダムで回すたびに違うセリフが聞こえますよ。
▷▷トゥーンタウンの仕掛けについてはこちらでご紹介しています。
ポストや私書箱はもちろん、あまり知られていないものまで網羅してご紹介していますので、ご興味のある方はぜひこちらもあわせてご覧ください。
骨董品店
続いてこちらはプーロフェッサー・ルードヴィヒ・フォン・ドレイク骨董品店（Professor Ludwing Von Drake's Old Curiosity Shop）です。
とっても長い名前ですが、ここはドナルドの伯父にあたるルードヴィヒ・フォン・ドレイクが営む骨董品店です。
趣味で収集したコレクションの整理を兼ねてオープンしました。
彼は科学者であり教授です。
博学な彼だからこそ、一流のものを見抜く力があるのでしょうね。
ちなみに、彼の義弟(※)にあたるスクルージ・マクダックは東京ディズニーシーで質屋から始め、今や大人気の百貨店を経営しています。
※ドレイクの妻の妹（＝ドナルドの母）の兄がスクルージです。
▷▷スクルージのお店についてはこちらでご紹介しています。
シンギングレッスン
お隣の建物にあるのは、メンドリのオペラ歌手クララ・クラックが営むシンギングレッスン（Singing Lessons by Clara Cluck）です。
クララ・クラックは1934年公開の『ミッキーの芝居見物』でデビューし、その後も多くのディズニー作品に登場しています。
下の窓に書かれている文字を読んでみましょう。
COLORATURA PAR EGGCELLANCE
エッグセレンスなコロラトゥーラ
エッグセンスは「excellence（優秀）」と「egg（卵）」をかけたダジャレのようです。
コロラトゥーラはソプラノのアリアで使われる楽節のことで、モーツァルトの「魔笛」で夜の女王が歌うアレです。
どのようなレッスン内容なのか気になりますね。
時計修理屋
シンギングレッスンと同じ建物の2階、建物から突出した時計が目を引くこちらは時計修理屋（Clock Repair）です。
元々出張時計修理屋だったオーナーが開きました。
オーナーはどんなキャラクターなのかというと…。
こちらの時計がオーナーです。
自分自身も時計だったのですね。
時計には歯車が刺さっていたり絆創膏が貼ってあったり、ユーモアたっぷりです。
アウトドアツアー会社
続いてはアウトドアツアー会社（Outdoor Tours, Inc.）です。
こちらも同じ建物内にあります。
オーナーは1954年に公開された『ドナルドと腹ペコグマ』に登場した公園の園長、ツアーのコンサルタントはハンフリーというクマが務めています。
下の窓には小さく名前が書かれています。
クマがガイドとは少々おっかない気もしますが、本場の野生が体験できるのかも？
心のクリニック
アウトドアツアー会社の2階にはジミニー・クリケットが運営する心のクリニック（Jiminy Cricket Motivational Speaker-No Foolin',Inc.）があります。
ジミニー・クリケットはディズニー映画『ピノキオ』に登場するコオロギです。
彼は何度も悪事に手を伸ばしかけたピノキオを正しく導いた立役者です。
そんな心優しい彼が開いた心の病院。
疲れたときや迷ったときは、心優しいジミニー・クリケットが親身に相談に乗ってくれます。
写真屋
お隣にあるのは写真屋（Camera Shop）です。
お店の入り口に設置したカメラで来店者の写真を撮影しています。
しかしこのお店はほとんど営業していないため、撮影した写真を受け取るのは極めて困難だとか。
ドアの横にある赤いボタンを押すとフラッシュが焚かれます。
写真を受け取らなくていい方、ぜひ撮影に挑んでみては？
建設会社
写真屋の2階にあるのは『三匹の子ぶた』の子ぶたたちが経営する建設会社（Three Little Pigs' Construction Company）です。
長男ファイファー、次男フィドラー、三男プラクティカルの3匹でそれぞれの得意な分野を活かしているそうです。
特に強風対策は万全！
下の窓にはメッセージが書いてあります。
OUR PRICES WON’T BLOW YOU AWAY
当店の料金はあなたを吹き飛ばしません
高くてビックリさせない＝安いという意味のようですね。
彼らはトゥーンタウンにあるミッキーの家の納屋をムービーバーンに改築したり、ガジェットのゴーコースターを建設したり、トゥーンタウンで着実に実績を積んでいるようです。
解体業者
建設会社のお隣にあるのは解体業者（Huffin & Puffin Wrecking Company）です。
こちらは『三匹の子ぶた』に登場したオオカミのビッグ・バッド・ウルフがかつて経営していた解体業者。
というのも、レンガの家を吹き飛ばせなかった噂が広まって仕事の依頼が来なくなり、解体事業を撤退しました。
下の窓には「B.B. Wolf [retired]（ビッグ・バッド・ウルフはリタイアしました）」と書かれています。
子犬収容所
続いてこちらはフォトスポットとしても人気の子犬収容所（Dog Pound）です。
黒い柵は一見硬そうに見えますが、実際は柔らかくびよーんと伸びます。
いたずらが好きな子犬たちの収容所だったのですが、みんなが檻を壊して脱走するため、いつの間にか柵が柔らかくなってしまいました。
歯医者
収容所の2階にあるのはドクター・ドリルムが営む歯医者（Dr.Drillum）です。
看板のオブジェをよく見てみると歯はドリルに吊り下げられ、さらには絆創膏が貼られています。
さらにドリルムという物騒な名前から、荒治療していそうな雰囲気ですね…。
ちなみに、こちらの歯医者はミッキーが定期検診で通っている歯医者でもあります。
ミッキーの家にお知らせが貼ってあるので、ミッキーの家とミート・ミッキーに訪れた際はぜひ探してみてくださいね。
▷▷ミッキーの家にあるお知らせについてはこちらでご紹介しています。
▷▷パークにある歯医者についてはこちらでご紹介しています。
ジム
お隣にあるのはホーレス・ホースカラーが経営するホーレス・ホースカラー・ジム（Horace Horsecolla Gym）です。
ホーレス・ホースカラーは1929年の『ミッキーの畑仕事』でデビューし、その後もディズニー作品に複数回出演している名脇役です。
トゥーンタウンでは毎日はちゃめちゃな出来事が起こります。
そういった災難で怪我をしないよう、トゥーンタウンの住人は日頃から身体を鍛えているそうです。
ジムの前には中から飛んできたのか、重そうなダンベルが置いてあります。
力自慢の方はぜひ持ち上げてみては？
花火工場
続いてこちらは花火工場（Fire Works Factory）です。
扉の前にあるレバーを押すと中から煙が立ち込め、爆発音がします。
なんでも店主がヤンチャなもので、しょっちゅう花火を爆発させボヤ騒ぎを起こしているのだとか。
トゥーンタウンではあちらこちらで飛んできた花火を見ることができます。
いつか大きな被害にならないといいのですが…。
▷▷花火工場についてはこちらでご紹介しています。
消防署
お隣にあるのは消防署（Toontown Fire Department）です。
花火工場が爆発を起こす度に出動するのは大変ということで、なんと消防署が引っ越してきました。
屋根にはホースが巻き付けてあり、すぐに放水できるようになっています。
こちらの消防署では、壁のボタンを押すと2階の窓からダルメシアンが顔を出してくれます。
トゥーンタウンタウンではめずらしい、可愛らしい仕掛けです。
ちなみに、夏場は消防署から水しぶきがかかるという夏にピッタリな仕掛けが登場しますよ。
ギャグファクトリー/ファイブ・アンド・ダイム
続いてはダウンタウンの外周側の建物をご紹介していきます。
まずはお土産ショップのギャグファクトリー/ファイブ・アンド・ダイム（Gag Factory / Five and Dime）です。
こちらのお店は元々ギャグファクトリーとファイブ・アンド・ダイムという別々のお店でした。
しかし二人の店主が大喧嘩してお店を隔てる壁を爆発させてしまい、以降仲良く同じお店を経営していくことにしました。
店内はふたつのエリアから構成され、元々違うお店だったことがうかがえます。
▷▷ギャグファクトリー/ファイブ・アンド・ダイムについてはこちらでご紹介しています。
発電所
続いてこちらは発電所（Power House）です。
トゥーンタウンの電気はここで蓄えられているのですね。
建物上部には電球やコイルがデザインされた飾りがほどこされていて可愛らしいです。
発電所にも仕掛けが隠されています。
ドアノブをひねるとビリビリという音がして建物の中がピカピカ光るのです。
中で大変なことになっていないといいのですが…。
ガラス工場
お隣にあるのはガラス工場（Glass Factory）です。
トゥーンタウンにしては珍しくシンプルなデザインの建物ですね。
柱にあるボタンを押すと、建物の中からガッシャーン！とガラスが割れる音が聞こえてきます。
こちらも中が無事だといいのですが、大丈夫でしょうか？
ギャグ倉庫
続いてこちらはギャググッズが保管されているギャグ倉庫（Gagwarehouse）です。
先ほどご紹介したギャグファクトリー/ファイブ・アンド・ダイムの倉庫としても使われています。
頭上を見てみると、樽や箱がロープでくくられています。
2階の倉庫からギャググッズを取り出すところだったのかもしれませんね。
焼き菓子屋
お隣にあるのは焼き菓子屋（1/2 Baked Goods）です。
元々はベイクドグッズという名前だったこちらのお店。
ダウンタウン・トゥーンタウンの真ん中に位置していること、そしてお店が中2階にあることからこのような名前に改名しました。
お店の外壁にはケーキのイラストが描かれています。
ピンク色のスポンジに真ん中がつぶれたような形をしていおり、少し怪しい気もしますね…。
保険会社
続いてこちらは保険会社（Insurance）です。
ドアノブには顔がついています。
ドアノブをひねると目がギョロッと動くというユーモアたっぷりな仕掛けつきです。
ドアには保険の対象項目が書かれています。
爆発、転落、頭部への殴打、金庫やピアノの落下、スチームローラーに轢かれるetc…
どれもトゥーンタウンならではの危険な項目ばかりです。
しかし、その下を見てみると…。
OUT OF BUSINESS!!!
BANKRUPT!!!
CLOSED FOREVER!!!
廃業！！！
破産！！！
永久に閉店！！！
補償が手厚すぎたがために倒産してしまったようです。
花火工場なんて、毎日爆発してますしね（笑）
▷▷保険の対象項目についてはこちらでご紹介しています。
探偵事務所
保険会社の2階に構えるのはトビー・タートルの探偵事務所（Toby Tortoise Detective Agency）です。
トビー・タートルは1935年公開の『うさぎとかめ』に出演しているのんびり屋のカメのキャラクターです。
様々な事案をゆっくりじっくり解決してくれそうです。
義足屋
続いてこちらはピートの義足屋（P.L. Pete's Prosthetic Devices）です。
ピートはミッキーのデビュー作で1928年に公開された『蒸気船ウィリー』をはじめ、様々な作品に登場しています。
こちらのお店は自身も義足をつけるピートが開いた義足専門店です。
災難続きでいつ怪我をするかわからないトゥーンタウンでは、義足屋も必須なんですね。
ロジャーラビットのカートゥーンスピン
お隣にあるのはトゥーンタウンで人気のアトラクションロジャーラビットのカートゥーンスピン（Roger Rabbit’s Car Toon Spin）です。
1988年に公開されたディズニー映画『ロジャー・ラビット』を題材にしたアトラクションで、くるくると回転するキャブに乗ってトゥーンタウンの裏通りや路地を巡ります。
入り口の上には建物を突き破ってきたキャブが…！
キコキコとタイヤが回転したままですが、誰も見向きもしません。
トゥーンタウンではこれくらい日常なのでしょうかね。
鍵屋
ベビーセンターを挟んだお隣にあるのは鍵屋（I. PickeM LocksmitH）です。
大文字と小文字がごちゃ混ぜですが、一体なぜなのでしょうか…。
アイ・ピッケムはどんな鍵も開けてくれる鍵のスペシャリスト。
しかし、先ほどの歯医者ドクター・ドリルムと同様、なんだか怪しい響きの名前です。
I. PickeMはI pick’emとも読むことができます。
「pick」には様々な意味がありますが、その中に盗むという意味があります。
アイピッケムロックスミス…
I pick’em locksmith（私は窃盗する鍵屋）…？
どんな鍵でも開けてくれるのは嬉しいですが、全面的に信頼を置くのはちょっと危ないかもしれませんね。
金庫屋
鍵屋のお隣にあるのは金庫屋（Safe Company）です。
泥棒に入られても高い所から落としても、絶対に開かない安心安全な金庫を売りにしています。
しかし、お隣の鍵屋はどんな鍵も開けると言っています。
お隣同士で矛と盾になっていますね（笑）
ちなみに、こちらの金庫屋は向かいにある花火工場の爆発の被害を受けてロープで吊るしていた金庫が落下してしまいました。
しかし心の広い店主は、落下しても開かないという点を売りにしてアピールすることにしました。
優しいのは結構ですが、誰か花火工場にガツンと言ってくれないとまたこうした被害がまた発生しそうですね。
▷▷金庫屋についてはこちらでご紹介しています。
トロリー格納庫
続いてこちらはトロリー格納庫（Trolley Barn）です。
トゥーンタウンにはむかし、ジョリートロリーという路面電車を模したアトラクションがありました。
アトラクションは2009年4月に終了してしまったのですが、現在もトロリーの格納庫の姿のまま残っています。
トゥーンタウンに入って正面にある駅舎のようなベンチも、ジョリートロリーの頃使われていたものです。
アトラクションがなくなっても、こうして名残りを感じられるのは嬉しいですね。
まとめ
以上、東京ディズニーランドにあるダウンタウン・トゥーンタウンの建物についてのご紹介でした。
私たちの日常生活では考えられないような愉快で危なっかしい生活が垣間見れましたね。
みなさんのお気に入りエピソードはありましたか？
私は保険会社とギャグファクトリー/ファイブ・アンド・ダイムのお話が特に好きです。
他にはない独特のストーリーやプロップスが隠されているトゥーンタウン。
訪れた際はぜひそんなギャグに溢れた街を堪能してみてくださいね。
それでは、よい旅を！
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